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『モーニング』 小路 幸也

モーニング Mourning
モーニング Mourning
posted with amazlet at 08.05.31
小路 幸也
実業之日本社

 「この車で一人で帰って、自殺する」 と淳平が言った。

 大学時代、ひとつ屋根の下で暮らし、バンドを組み、いつも一緒にいた5人。それぞれの人生を歩みようになり、全員が集まったのは真吾の結婚式が最後だった。20年の時が流れ、その真吾が交通事故で亡くなり、葬儀に残りの4人が集まりました。

 葬儀を終えて「さぁ帰ろう」という時に、その中の一人が「これから自殺しようと思う」と言ったものだから、一緒にいた3人は必死に引き留めようとします。

 そのために、昔のことを色々と思いだしていきます。一緒にやっていたバンドのこと、付き合っていた彼女のこと、楽しかったこと、辛かったこと。どんなことも、大事な思い出です。

 学生時代にかなり仲良かった友達であっても、就職を機に疎遠になりがちです。それっきり会わずじまいの人がほとんどじゃないかな?年賀状だけでも交換していればいい方で、音信不通になってしまう友達もかなりいますよね。

 学生時代って、どうしてあんなにバカなことをたくさんできたんでしょうね?若かったから?自由だったから?今となっては赤面もののことも沢山やっちゃったけど、そういう思い出って後となってみれば、最高に楽しいんですよね!

 一人で思い出してもニヤニヤするだけだけど、彼らのように語り合うことができたら、もの凄く楽しいでしょうね。そういえば、あんなこともあったよねぇ~なんてね。やっぱり、持つべきものは、良き友だなぁ!

885冊目(今年68冊目)

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粋な提案
まったり読書日記
+++ こんな一冊 +++

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日本の作家 さ行」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
四人の大学生活は本当に楽しそうでしたね。
そういえば、赤面もののことほど思い出深いのは、
当時が懐かしく輝かしく感じられるからでしょう。
語り合える友達がいること、大切だなって思いました。

藍色さん☆おはようございます
バカバカしいことこそ、後になってからいい思い出になるって面白いですよね。
心から語り合える友達はホントに大切!
ブログを通して語り合える友達も大事ですよね!

学生時代の友人と一夜を過ごし、思い出を語りあう。
とっても羨ましかったです。年賀状のやり取りくらいしかできてませんもの。
同居生活はなかったけれど、寮生活をしていた2年間のこと懐かしく思い出しました。

エビノートさん☆こんばんは
寮生活の思い出、たくさんあるんでしょうねぇ!
たまに合ってみると、思いもかけないことで盛り上がっちゃったりして、きっと楽しいと思いますよ。(^o^)/

久しぶりに会っても、あっという間に学生時代の気分に戻れるって素敵ですね。
けれど、それぞれに都合もあって、こんな状況でしかじっくり思い出に浸れないのは、ちょっぴり切なくもありました。

ふらっとさん☆こんばんは
みんなが元気な時には気付かないんですよね。(^^ゞ
何でもいいから理由を付けて友達と集まっちゃいましょう!

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