『本は10冊同時に読め!』 成毛眞
本嫌いの人とつき合う必要はない(本文より)
人間関係で悩む人が世の中にはたくさんいます。それが原因で対人恐怖症になったり、うつになったりする人も大勢います。でも成毛さんはこう言います。
「イヤならつき合わなければいい」
誰とでも上手くやっていこうと思うことは悪いことじゃないけれど、すべての人と上手くいくなんてことはありません。100%無視することは出来なくても、上手くやっていけない人との距離感を上手く取るってことは可能です。
誰とでも上手くやっていきたいという気持は、裏返せば「嫌われたくない、悪者になりたくない」という気持です。そう思うのって、自分に自信がないからですよね。
「成毛さんは自分に自信があるから、人から嫌われることに不安を感じないんでしょ!でも、自分はそうじゃないから」って言う声があっちこっちから聞こえてきます。
わたしは割と自分に自信がある方だけど、それでも嫌われたくないなぁって思うことがよくあります。それで無理してしまうと、結局辛いのは自分なんですよね。その時は何とか乗り切れても、後になって疲れがドッと出て来て、何もできなくなってしまうことがあります。
だから、イヤなものはイヤだと言う勇気が必要だなぁと思うのです。
悪い人じゃないけど、つまらない人ってのは良くいます。特に、TVの話や人の悪口や噂話しかしない人って、本当につまらないです。こういう人たちと過ごす時間は、確かに無駄だなぁって思います。そんな人に嫌われたからって、困ることはないなぁって思います。
そうです、つまらない生活をしている人の話はつまらないんです。
それが読書でも、マラソンでも、料理でも、音楽でも、何でもいいんです。何か夢中になれることを持っている人の話は面白いんです。毎日を充実して生きている人の話は楽しいんです。
わたしは、いつでも楽しい話ができる人でありたいと思います。だから本も読むし、散歩もするし、ダンスの練習もします。楽しく生きていくことこそが、人生だと思うのです。
891冊目(今年74冊目)
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