映画 「メイド・イン・ジャマイカ」
今日は渋谷のシネ・アミューズで Made in Jamaica を観てきました。ジャマイカと言えばレゲエですよね。
わたしが初めてレゲエという音楽を知ったのは、Eric Crapton の "I shot the Shelif" でした。最初は、クラプトンは何でこんな曲をやってるんだろう?って感想だったんです。
でも、オリジナルの Bob Marly の方を聞いたら、分かりましたよ!スゴイって、だからクラプトンもコピーしたかったんだなってね。この映画の中でも、この曲が演奏されます。改めて聞いてみると、やっぱりスゴイ曲でした。
レゲエって、のんびりした音楽だと思われがちですけど、決してそんなことはないんですね。生活の厳しさや、政治のこと、愛、怒り、苦しみ、いろんなことがテーマになってます。共通しているのは、理想や夢よりも現実を表現しているってことかな?
かつてジャマイカは植民地でした。ヨーロッパの人たちが、アフリカの人たちを奴隷としてここへ連れて来たのです。そして現在、ヨーロッパの人たちは去り、アフリカ系の子孫たちがこの国で生きているのです。
この映画に登場するミュージシャン達すべてが口にするのは、この国の貧しさです。そして、最近より深刻になっているのは銃の密輸入なのだそうです。ギャング同士の抗争に巻き込まれる事件も増えているとか。わたしたちの知らないジャマイカが、そこにありました。
製作年 2006年
製作国 アメリカ フランス
原題 MADE IN JAMAICA
時間 109分
監督 ジェローム・ラペルザ
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あたしはね、
高校時代マキシ・プリーストに嵌ってたなぁ♪
知ってる??
『踊る大走査線』の主題歌で、
織田裕二と歌ってる人だよ★
最近、
YOUTUBEで、
久々に聴いてます(* ̄∇ ̄*)
投稿: つたまる | 2008年7月19日 (土) 02:11
つたまるさん☆おはようございます
Crose to You ♪ 好きだったなぁ~。
http://jp.youtube.com/watch?v=-G4zRwcmY9o
調べてみたら Maxi ってイギリス出身だったんですね。
歌手になる前は大工さんだったって、知ってた?
投稿: Roko | 2008年7月19日 (土) 08:41
レゲエの映画をみてきたんですね。
音楽を通じてその国の文化や状況を知るということができて、勉強になることが多いです。
ちなみに私がレゲエという音楽を知ったのは
ポール・サイモンの「母と子の絆」という曲です。
彼がレゲエのリズムを取り入れて作ったもので、クラプトンよりも前だったように記憶しています。
そのころはレゲエのことをちゃんと説明したものがなかったのですが、やはりクラプトンがボブ・マーリーの曲をカバーしたことで、有名になったのかな。
投稿: ゆみりんこ | 2008年7月19日 (土) 11:03
ゆみりんこさん☆こんばんは
ポール・サイモンは民俗音楽に対するアンテナが凄いですよね。南米の音も、南アフリカの音も、彼が最初に紹介したんでしたね。
「母と子の絆」がレゲエだったって、わたし気付いてませんでした。(^^ゞ
投稿: Roko | 2008年7月19日 (土) 21:20