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『プリズン・ストーリーズ』 ジェフリー・アーチャー

プリズン・ストーリーズ (新潮文庫 ア 5-27)

 

ジェフリー・アーチャー
Jeffrey Archer
新潮社

 

 

 刑務所に入る人というのは、何かしらの罪を犯したわけです。その罪を償うため、反省するために、刑務所という場所に拘束されるのです。でも、ちっとも反省していない人や、刑務所を簡易宿泊施設だと思っている人が多くて、刑務所はどこも超満員なのだそうです。

 

 世の中には様々な仕事があります。決められたことを黙ってやっていればいいだけのものもあれば、様々な技術やアイデアを駆使するものもあります。

 

 犯罪だって同じこと。いかにして相手を騙すのか、どうやって誰にも気づかれないように物を持ち出すのか、なんてことを一生懸命に考えて、良いアイデアが浮かんだらそれを実行するわけです。

 

 「いいアイデアだろう!」と誰かに自慢したくなるのは当然だし、もう捕まってしまっているのだから、種明かしをしてしまってもいいやと思うからこそ、色んな話をしてくれるのでしょうね。そんな話を集めたのがこの本です。

 

 「石川や、浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」

 

 自分の郵便局から盗んだ男(詐欺)
 マエストロ(脱税)
 この水は飲めません(殺人)
 もう十月?(累犯)
 ザ・レッド・キング(詐欺)
 ソロモンの知恵(離婚訴訟)
 この意味、わかるだろ(累犯)
 慈善は家庭に始まる(マネーロンダリング)
 アリバイ(殺人)
 あるギリシャ悲劇
 警察長官(恐喝)
 あばたもエクボ

 

 わたしが気に入ったのは、「この水は飲めません」と「ソロモンの知恵」です。どちらも、計画が9割がた成功していたのに、最後のところでどんでん返しになってしまうところが好きだなぁ!何事も、あまり調子に乗ってはいけないということなのでしょうか?

 

928冊目(今年111冊目)

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コメント

あり?
なんでだろ★

「ブリトニー・スピアーズ」と読んでしまった( ̄∇ ̄;)ホントホント

重症??( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)

つたまるさん☆おはようございます
それって「そら耳」じゃなく「そら目」?

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