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『ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児』 バーバラ・グーディッシュ、ラリー・マティシク

ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児
バーバラ・グーディッシュ ラリー・マティシク
東邦出版

 1988年7月16日の夜、プエルトリコからサン・アントニオにあるブロディの家へ1本の電話がかかってきました。「事故があったの。こっちへすぐ飛んできて!」何の事だか分からないまま、妻のバーバラは飛行機に飛び乗りました。

 プエルトリコの空港へ着き、チケットカウンターで迎えを待っていた彼女の所へアブドラー・ザ・ブッチャーがやって来て、こう言いました。「フランクが死んだ」それだけ告げると、彼は足早に搭乗口へ向かったのです。

 ブルーザー・ブロディ(本名フランク・グーディッシュ)は、とにかく圧倒的なレスラーでした。身長198cm、体重135kg、という巨体で、髭にカーリーヘア、会場へ入場するときのアクセサリーは毛皮のベストと太いチェーン!リングへ上がる前に雄たけびを上げながら会場を1周回るパフォーマンスは、ホントに凄かった!

 スタン・ハンセンとのタッグが有名でしたけど、彼らはアイオワ州立大学のフットボール部の仲間だったんだそうです。先輩にはテリー・ファンク、そしてドリー・ファンクも。ブロディがプロとして試合をするようになった頃のボス、フリッツ・フォン・エリックも学生時代はフットボーラーでした。

 スタン・ハンセンは、私生活でもレスラーとしても変わらないイメージの人でしたが、ブロディは「ブルーザー・ブロディ」という役を徹底して演じていました。彼こそは究極のプロフェッショナルのだと思います。

 「超獣」であるブロディと、知性的なフランク、その両面を併せ持つ彼は、プロレスの興行主といつも争っていました。

 約束のギャラを払わない、無理な条件を付きつける、そんなことが当たり前の業界ともブロディは戦い続け、最後は刺殺されてしまったのは、本当に残念で、悔しくて、腹立たしい出来事でした。

 あれから20年も経ってしまいました。全日のリング上での10カウントのことは、今でも忘れられません。

 ブロディのテーマは Immigrant Song ♪

942冊目(今年125冊目)

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コメント

管理人様

はじめまして大絶画と申します。
復刊ドットコムに『ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児』をリクエストしました。管理人様をはじめみなさんの投票次第で復刊される可能性があります。
URLから投票ページにアクセスできます。主旨に賛同していただけるようでしたら投票にご協力ください。
なおこのコメントが不適切と判断されたら削除していただいてかまいません。

大絶画さん☆はじめまして
この本が絶版になっていたことを知りませんでした。
復刊に賛成なので、投票してきました。
お知らせ頂き、ありがとうございました。

Roko様

大絶画です。
投票にご協力いただきありがとうございます。
まだリクエストしたばかりで先は長いですが、復刊を信じましょう。
なお「プロレス」のタグや検索バーからプロレス関連の書籍を検索できます。気が向いたら利用してみてください。

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