映画 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」
2006年に再演されることになったコーラスラインのオーディションに集まったダンサーたち、その数なんと3000人!その中から選ばれるのは、たったの19人。8ヵ月に渡る選考が始まった。(原題: Every Littele Step)
大勢のダンサーが集まってオーディション受けている姿は実に壮観でした。NYで行われたオーディションにアメリカ全土から、海外からも、夢を追ってダンサーたちはやって来たのです。第1次審査には、なんちゃってな人もいましたが、2次選考からは配役ごとの戦いです。
踊りはもちろん、歌も上手くなければいけないし、演技力も必要だし、ミュージカルに必要な才能って本当に大変、まるでトライアスロンのような能力を要求されるんですね。
でもここには、そういう人がたくさん集まっているんです。最後に残れるかどうかは、更にプラスαの何か。雰囲気とか、声とか、とにかく人より一歩前に出る個性なのです。そしてプレッシャーに負けない強い心なのです。
オーディションを見ているこちらまでドキドキが伝わってきて、役をもらえた人も、そうでなかった人も、よく頑張ったよねと声をかけたくなってしまいました。
オーデションの場面の間に紹介された、コーラスラインがどのようにして出来上がっていったのかという話もとても面白かったです。マービン・ハムリッシュが語っていたエピソードは、たぶん「スティング」で大成功を納めた頃のことだったのでしょうね。
ミュージカル好きな人だけでなく、ドキュメンタリーが好きな人も楽しめる映画ですよ~!
新宿ピカデリーで観ました。ここは7月にできたばかりだったんですね。座席は広いし、とってもきれいな映画館でした。
製作年 2008年
製作国 アメリカ
原題 EVERY LITTLE STEP
時間 93分
公式サイト http://www.broadway-movie.jp/
監督 アダム・デル・デオジェームズ・D・スターン
トラックバック先
富久亭日常
« Post-it の画期的な使い方 | トップページ | 『ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児』 バーバラ・グーディッシュ、ラリー・マティシク »
「映画」カテゴリの記事
- 『市川崑と「犬神家の一族」』 春日太一 24-247-3273(2024.08.29)
- 映画「丘の上の本屋さん」@菊川 ストレインジャー(2023.08.24)
- 映画「君たちはどう生きるか」(2023.08.10)
- 映画『生きる LIVING』(2023.04.06)
- 映画 「ファブリックの女王」(2016.07.12)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 映画 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」:
» 映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」(2008年、米) [富久亭日乗]
★★★★★ 16年ぶりに再上演されたBroadwayのミュージカル「A Chorus Line」の オーディション風景を撮ったドキュメンタリー。傑作。 原題は「EVERY LITTLE STEP 」。 ◇ 「A Chorus Line」の再上演が 2006年に行われることになった。 集まったダンサーは3000人、 8か月に及ぶ何回ものオーディションを経て、 19人に絞られていく。 「4か月前の演技の方が良かった」といわれ、 どういう演技をしたのか思い出せず呆然とする女性、 代... [続きを読む]
» 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ 」その輝きが本物の理由 [soramove]
「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」★★★☆
アダム・デル・デオ 、ジェームズ・D・スターン 監督
ドキュメンタリー、2008年、93分
伝説のミュージカル「コーラスライン」の
16年ぶりの再演。
8ヶ月におよぶ苛酷な
オーディションを勝ち抜いていく
ダンサーたちの生の姿を追う。
その役がもらえるかどうか分からず、
8ヶ月もそのオーディションに費やすとは
それだけでも大変さとその栄光の大きさが
分かるというもの。
そのために日々鍛錬... [続きを読む]
« Post-it の画期的な使い方 | トップページ | 『ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児』 バーバラ・グーディッシュ、ラリー・マティシク »
コメント