映画 「レス・ポールの伝説」
映画の予告編です ↑
レス・ポールって、凄い人だったんだ!!
わたしがこのレス・ポールというギターの名前を始めて知ったきっかけはマーク・ボランでした。その後もジミー・ペイジとかスラッシュとか、ロックなイメージを持ち続けていたんです。
この映画でレス・ポールさんの事を知って、もうビックリの連続!レス・ポールさん無しには、現在の音楽は存在しないといっても過言ではないんです。
個人名が付いたギターは数多くありますけど、その殆どはギタリストがこういう風にしてねってカスタマイズしてもらったものです。でも、「レス・ポール」モデルは違うんですよ!これは何と、レス・ポールさん自身が発明したものなんです。
それまでは胴体に穴があいたギター(つまり生ギターってことですね)しかなかったのですが、大きな会場でギターの音を後ろの人まで聞かせたいと思った彼は、ピックアップという機能を思いついたんですって!そして、それを手作りしちゃったんです。
エレクトリック・ギターとつないで音を出すアンプリファイヤーも、レコーディング手法として今では当たり前となっている多重録音も、レス・ポールさんの発明なんだそうです。この功績を称えられて「発明家の殿堂」にも入っているのだそうです。もちろん「ロックの殿堂」にも入ってます。
音楽好きの私としてはお恥ずかしい次第ですが、レス・ポールの曲とは知らずに口ずさんでいた曲が、それはそれは沢山ありました。
Les Paul & Mary Ford という夫婦デュオで "How high the Moon", "Tennessee Waltz", "Mockin' Bird Hill" などのヒット曲を出す、大スターだったんですねぇ。
この映画の中には沢山のミュージシャンが登場するのですが、その中で一番うれしかったのはジャンゴ・ラインハルトの映像があったことです。ジャンゴのプレイがレスに大きな影響を与えていたとは、これもまた初めて知りました!
キース・リチャーズやスティーブ・ミラーなどのギタリストが絶賛しているのは「なるほど~」でしたが、ビックリしたのはリチャード・カーペンターが熱狂的なレス&メアリーのファンだったんですね。そこにカーペンターズの秘密を見たような気がしました。
製作年 2007年
製作国 アメリカ
原題 LES PAUL: CHASING SOUND
時間 90分
公式サイト http://www.ponycanyon.co.jp/lespaul/
監督 ジョン・ポールソン
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