『これでいいのだ ― 赤塚不二夫自叙伝』
おやじとかあちゃんに感謝のココロを捧げるのだ
「おそまつくん」「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」子供のころ赤塚さんの漫画はよく読みました。
いつも不思議だったのは、マンガのタイトルになっている主人公よりも目立ってしまうキャラが大勢いたことです。イヤミ、チビタ、レレレのおじさん、デカパンおじさん、ベシ、ニャロメ、ウナギイヌ、そしてバカボンのパパなのだ!
満州生まれで、終戦とともにお母さんと兄弟たちと引き揚げてきた赤塚さんは、貧乏だけど元気な子供だったんですね。絵を書くことが大好きで、そして手先が器用だった赤塚さんは、見よう見まねでおもちゃを作ったりするのも得意だったそうです。
何にもないから創意工夫することで楽しんでいた当時の子供たちは、遊び方も独創的でした。人数が足りなくても三角ベースで野球をしたし、掃除用のモップでホッケーもできたし、何でもお金で買える今の子供たちより、ずっと幸せだったような気がします。
あこがれの人、手塚治虫に初めて会ったとき、こんなアドバイスをしてくれたそうです。
「漫画ばかり描いていちゃダメだよ。一流の音楽を聞きなさい。一流の芝居を見なさい。一流の映画を見なさい。」
なんて素敵な言葉なんでしょう!
今年の8月に赤塚さんは72歳で亡くなりました。弔辞を読んだタモリはこう語りました。
「わたしもあなたの数多くの作品の一つです。」
951冊目(今年134冊目)
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