『畑が付いてるエコアパートをつくろう』 平田裕之、山田貴宏
ソ連が崩壊したあと、お金だけじゃ物が手に入らなくなってしまったのですが、市民は案外しっかりと生活していたという記事を読んだことがります。町に住んでいると、どんなものにもお金がかかります。お金をかけずに物を得ようとしたら、それは自分で作り出すしかないということになります。
普通のロシア人は、郊外にダーチャという別荘を持っているのだそうです。別荘と言っても贅沢なものじゃなく、自分たちで作った掘立小屋程度のものなのですが。週末はそこへ行って畑を耕したり、釣りをしたり、燻製を作ったり、家具を作ったり、なんて生活をするのだそうです。
だから町で食料などが手に入らなくなっても、市民たちはちっとも困らなかったというんです。
そういう生活って憧れちゃいますねぇ。そういう楽しみ方だったら、お金もほとんどかからないし、食べ物は自給自足だし、何より素晴らしいのはマイペースで生活ができるってことです。
別荘とまではいかなくても、自分の住むアパートに畑が付いていたら素敵だなぁ。冬はネギと大根、夏はトウモロコシとキュウリ、なんて具合に野菜をちょっとずつ作っていけたら楽しそうですね。それに、自分で作ったものなら安心して食べられますもの。
わたしは畑を作るほど熱心ではないんですけど、コンテナに青じそと茗荷を植えているんです。こんなものだけでも自分で作ってみると、買ってきたものより美味しいんですよね。
今時は、泥ネギを買ってきたらそのままコンテナに植えています。冷蔵庫なんかに入れるよりずっと新鮮さを保てて美味しいし、上の方だけ食べて根っこを残しておくと、また増えているし。土のある生活は楽しいですよ!
土を触ることで心も休まるし、地球温暖化の防止にもなるし、こういうプロジェクトが増えるといいですね。
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コメント
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面白そうな本ですね。機会があったら読んでみたいと思います
素敵な本の紹介、どうもありがとうございます!
投稿: 牛くんの母 | 2009年1月15日 (木) 20:12
牛くんの母さん☆こんばんは
花を咲かせるのもいいけれど、食物を栽培するって楽しいんです~!
この本はかなり豪華な作りなので、あらビックリですよ。
投稿: Roko(牛くんの母さんへ) | 2009年1月15日 (木) 22:04