『ヘタリア』 日丸屋秀和
ウワサのヘタリア、読んでみました。国を擬人化した登場人物のからみは面白かったなぁ。
いつでも美味しいものを食べることしか考えていないヘタレなイタリア。ドイツの捕虜になって喜んでるソ連。何をするにも時間がかかるギリシャ。ケチケチなオーストリア。昔はかわいこちゃんだったのに、今じゃエラソーなアメリカ。真面目でいつも怒ってるドイツ。
それぞれの国の個性が、思いっきり突っ込まれてます。結局はみんなヘタレなのかなぁ~?
アイデアはすっごく面白かったんだけど、絵もヘタリアなのが残念だなぁ。読むのがちょっと辛かったです。(^_^;)
ヘタリアのアニメが韓国の抗議で放映中止になったのだそうですけど、韓国はほんのちょっとしか出てませんでしたよ。イタリアやフランスの描き方の方がよっぽど酷いと思うけどなぁ。
ヘタリアをご存じない方はこのサイトを見てね。
おバカなコミックスですけど、こんなところから世界を知るのもアリかなと思います。だって、学校ではこういうこと教えてくれないもの。この頃、世界に興味のない人が増えてるでしょ。そういうのって危険だと思うんです。
やみくもに外国がステキと思うのもいけないけど、知りもしないで否定するのはもっといけないことだと思うのです。
世界を知れば日本のことも知りたくなります。一つ知ればそこから興味が広がります。でも、最初の一つを手にすることができないと、そこからは何も広がらないのです。1×2は2、2×2は4になるけれど、0には何をかけても0。無知は恐ろしいことであり、悲しいことなのです。
なんて能書きはさておいて、世界は広く、いろんな人が生きている。ってことを知るために、ヘタリアをちょっと覗いてみてね。
981冊目(今年16冊目)
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» 国別擬人化ギャグ漫画 「ヘタリア Axis Powers」 日丸屋 秀和 [日々の書付]
国別擬人化ギャグ漫画・ヘタリア Axis Powers
面白いです。歴史好き・地理好き・漫画好きにはたまらない。
イタリアやドイツ、日本といった国を擬人化したギャグ漫画なのですが、きちんと歴史に沿った内容となっています。
物語は第一次世界大戦から第二次世界大戦のエピソードを主軸として、ヘタレで甘えん坊なイタリアと、そんなイタリアに振り回される生真面目なドイツ。2国と同盟を結ぶ、礼儀正しいけどちょっと不思議ちゃんな日本。
この枢軸国に対し、ライバルの連合国(アメリカ・イギリス・フランス・ロ... [続きを読む]
Rokoさん
作者のサイトでは韓国くんはちょっと登場します。「いろんなものの起源は全部俺んち!」っていっている明るくて憎めないキャラなんですけどね…
ヘタリアのおかげでなじみの少ない旧ソ連の国々の特徴がよくわかりました。バルト3国はヘタリアで覚えましたしね。
聖☆おにいさんといい、ヘタリアといい、面白くて学べるマンガって楽しいです。
投稿: 日月 | 2009年2月 3日 (火) 22:21
日月さん☆こんばんは
こんな風に覆えれば、地理も歴史もかーんたん!
イタリアくんに頼られっぱなしのドイツくんは、エロイカの少佐と重なるところがあって、かなり笑えました。(*^_^*)
投稿: Roko(日月さんへ) | 2009年2月 3日 (火) 23:52