第44代アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ就任演説
元文と翻訳は → こちら をどうぞ。
この文章を書いたのは、オバマ氏の専任ライター、ジョン・ファブロー氏です。まだ27歳の彼が書いた文章は、リンカーン大統領の演説を意識したものなのだそうです。
こういうライターという職業が成り立つというところがアメリカらしいですね。そして、それを語るオバマ氏の力強い声が、きっとアメリカは変わるのだと期待させてくれます。
これまでの「強いアメリカ」路線とはまったく違う道を歩むであろうオバマ政権は、様々な反発に合うでしょう。でも、それを打ち破ってくれると期待したくなる何かを、オバマ氏は持っています。
国を引っ張って行くこと、様々な変革を行うこと、より良い国を作ろうとすること、それは大変な仕事です。知力も体力も必要です。だからこそ、47歳という若い彼が大統領に選ばれたのだと思うのです。
それに引きかえ我が国は、既得権争いしかできない老人ばかりが多くて嫌になってしまいます。もうどうにもならない状態なのに、まだ何かを守ろうとしているなんてバカバカしい。世の中を変えていくには若い力が必要なのです。
アメリカは、これから軍事関係の方針を大きく変えていくはずです。そして雇用不安も大きな問題です。でも、こんな時だからこそ何かを変えられるチャンスなのかもしれません。
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コメント
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そうですよね。
何かしてくれそうな期待感。これが政治には大事ですよね。そういう意味では麻生さんもそれなりにかなり期待されていたはずなんですけれどね〜。
オバマさんがホワイトハウスで最初に電話をかけたのがパレスチナのアッバス議長だったというのが、なにか嬉しかったです。
投稿: 樽井 | 2009年1月22日 (木) 22:35
樽井さん☆こんばんは
ブッシュ時代に作ってしまった負の遺産をどう解決していくのかから始まるオバマ政権は、苦しい決断を迫られることもあるでしょう。
どんな選択肢にせよ、その理由をはっきりと説明し、キッチリと実行することこそが誠意です。
「まだ決まっていないことに関しては話はできない」なんてふざけたことをことを言っている人を国のトップにしてしまった日本って、我が国ながら情けないです。
投稿: Roko(樽井さんへ) | 2009年1月22日 (木) 23:20