『赤いクリップで家を手に入れた男』 カイル・マクドナルド
カイルは Bigger or Better という遊びをやってみようと思ったのです。この赤いクリップを誰かにあげて、その代りに何かいいものをもらおう。それを繰り返していって、最後には島か家を手に入れようという計画を立てました。
最初は本人も半信半疑だったんですが、ネット上の物々交換サイトで出会った人たちから暖かい応援を受け、段々と本気になっていったんです。
自分がどんなものをどんな人と交換したのかを写真入りでブログに載せてからは、実際に交換しようと思っている人だけでなく、彼の行動を楽しんでくれる人たちがどんどん増えていったんです。(現在はhttp://oneredpaperclip.blogspot.com/というサイトを運営しています。)
彼が有名になるにつれ、本当の意味の物々交換だけでなく、広告になるから交換してくれというオファーが来るようになります。カイルは、そういう呼びかけには徹底的にノーと答えました。自分が持っていくものを、本当に欲しがっている人と交換をしなくちゃ意味ないじゃないか!というポリシーがあったんです。
そしてもう一つのポリシーが、交換は手渡しでということです。カナダのケベック州に住む彼のもとへ、かなり遠くからの問い合わせもありました。物によっては車で運ばなければいけないこともありました。でも、すべての交換を手渡しで行い、すべて同じシャツを着て記念写真を撮ったんです!
わらしべ長者というと、単に運がいい人と思われそうですが、カイルが素晴らしいのは色んなアイデアを考え出しているところです。そしてそれに協力してくれる家族や友達が沢山いるってことも素晴らしいですね!
物々交換をしてくれた人たちも、応援してくれた人たちも、みんな幸せになる ”Give & Give" を繰り返したからこそ、カイルの作戦は成功したんだなぁって思います。
これもまたアメリカン・ドリームですね。(カイルはカナダ人だけど)(*^_^*)
1012冊目(今年47冊目)
« 『PLUTO 4』 浦沢直樹 | トップページ | 『芸のためなら亭主も泣かす』 中村うさぎ »
「伝記・日記・ノンフィクション」カテゴリの記事
- 『鹿鳴館の貴婦人 大山捨松』 久野明子 26-123-3882(2026.05.03)
- 『翠雨の人』 伊与原新 26-121-3880(2026.05.01)
- 『戦争とバスタオル』 安田浩一、金井真紀 26-100-3859(2026.04.10)
- 『ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還』 斎藤文彦 26-90-3849(2026.03.31)
- 『仏教を「経営」する 実験寺院のフィールドワーク』藏本龍介 26-87-3846(2026.03.28)




コメント