『脳が教える! 1つの習慣』 ロバート・マウラー
脳は、新たな挑戦、チャンス、欲望によって、ある程度の恐怖心が起こるようにできている(本文より)
お正月になると、今年はこれをやるぞ~!と必ず決心するのに、それが続いたためしがないのは皆さんご存じのとおり。ヤル気あったんだけどなぁ~と3日坊主を反省するのも毎年のお約束となってませんか?
この本が教えてくれるのは、壮大な目標など掲げず、ごくごく小さな目標を立てることが成功の秘訣だということです。
子供が何でもできるのは、自分だけではコントロールできない世界に生きているということを理解しているからだというのです。どんなに正しいことをしたとしても、親という大きな存在がそれをひっくり返すことがあるということを経験しているから、なるようにしかならないさというスタンスで生きています。
それに対して大人は、自分に関する大抵のことは自分でコントロールできると思っています。だからこそ、できなかった時にはどうしようという恐怖につながるのです。だから、何だかんだと言っては、目標を無視してしまうのです。
「ちゃんとやればできるんだよ、でもさ、あえてやらないだけなんだ。」というポーズを取りたがるのは、そういうわけだったんですね。
だから何かをしようとする時には、目標を小さくするといいんです。どうしたって失敗できないほど簡単な目標を立てれば、必ずクリアできます。それを積み重ねるうちに、自分に自信ができてくるんです。そして目標を達成することができてしまうんです。
自分に「これならできるかなぁ?」「どっちがいい?」「次は何にする?」と質問し、それを実行してみるんです。
いきなり「マラソンを走ろう!」なんていう目標を立てたって、辛くてすぐに中断してしまいます。まずは足踏みから、それができたら散歩して、速足で歩いて、1分走ってみて、というように少しずつ目標を高くして行ければ目標はきっと実現できるんです。
まずは自分と語りあってみること、そして小さな目標を立てること、それができたら次の目標を設定すること、今からやってみようと思います。
1025冊目(今年60冊目)
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本は大好きでたくさん読んできましたが脳が教える! 1つの習慣はまだ読んだことがありませんでした。記事を読みながら読みたくなったので、今から購入して読んでみたいと思います
投稿: 短時間睡眠法に挑戦中 | 2013年4月16日 (火) 23:21
短時間睡眠法に挑戦中さん☆はじめまして
目標は低めにというアイデアは、案外盲点なのかもしれません。一歩ずつ階段を上っていく感じがいいのでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: Roko(短時間睡眠法に挑戦中さんへ) | 2013年4月16日 (火) 23:54