『ラブコメ今昔』 有川浩
ラブコメ今昔
鬼の上官に「奥様とのナレソメ」を聞き出そうとする女子広報自衛官は、意表を突く奥の手を出してきた。
軍事オタクと彼
海外出張中の彼から頼まれたのは、ビデオ録画!
広報官、走る!
TV局の依頼を受けてドラマに協力することになったのだが、思わぬ事態で走り回ることになった広報官の政屋くん。
青い衝撃
ブルーインパルスの隊員を夫に持つと、苦労が絶えないんです。
秘め事
上官から見合を薦められて会ってみたのですが、その人よりも一緒に来た彼女の方が気になって。
ダンディ・ライオン
ダンディ・ライオンの写真を撮った人に会いたくて、千尋は手を尽くします。
自衛隊という特殊な職業に就いてはいても、乙女心も純真さだってちゃんとあるんです!ちょっと不器用だけど一生懸命に相手にアタックしていく姿は、とっても好感が持てます。ベタ甘だけど、こういう真っ直ぐな愛っていいですね。
わたしは「ダンディ・ライオン」が一番好きです。恋愛に不器用な2人のすれ違いに、とても心惹かれました。
P.S. わたしは高校の時にブラバンだったんですけど、OBに自衛隊の吹奏楽団に入った人が何人かいて、その中の一人が持ち込んだ楽曲「ブルーインパルス」を演奏したことがあるんですよ。凄くカッコいい曲で、演奏しながらとっても楽しかったという思い出があります。
1027冊目(今年62冊目)
« 『「突き抜ける!」時間思考術』 午堂登紀雄 | トップページ | ゴーヤ日記3 »
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『シュガータイム』 小川洋子 205(2022.07.31)
- 『D坂の殺人事件』 江戸川乱歩 216(2022.08.11)
- 『世間とズレちゃうのはしょうがない』 養老孟司 伊集院光 204(2022.07.30)
- 『川まつりの夜』 岩城範枝 出久根育 210(2022.08.05)
- 『ことわざから出会う心理学』 今田寛 211(2022.08.06)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 『ラブコメ今昔』 有川浩:
» ラブコメ今昔 / 有川 浩 [読書発電所Annex]
制服フェチの有川 浩の、例によって自衛隊が舞台のラブコメです。 お堅いイメー [続きを読む]
» 「ラブコメ今昔」 有川 浩 [日々の書付]
「ラブコメ今昔」を読むと、自衛官と恋をしたくなる(かな?)
「クジラの彼」に続く、自衛官のベタ甘ラブコメ小説。ただ、今回は甘いだけでなくて自衛官の厳しい恋愛事情などもありちょっとビターな仕上がりではないかと思います。
ベタ甘な感想はまた後日書くとして、今回は「ラブコメ今昔」を読んで自衛隊・自衛官に関して純粋に感じたことを書きたいと思います。
有川先生の作品に出会うまで、私にとっての自衛隊のイメージは「こわいもの」でした。
(所沢航空公園の展示ヘリに乗るのもこわかったし)
「武器を持... [続きを読む]
» 【ラブコメ今昔】 有川浩 著 [じゅずじの旦那]
ベタ甘ラブで何が悪い!ちくしょう…また一気読み、気づいたら夜中になってしまったぞ まずは来訪記念のポチッ[:ひらめき:] [:next:] ブログランキング[:右斜め上:]【あらすじ】突っ走り系広報自衛官の女子が鬼の上官に情報開示を迫るのは、「奥様とのナレソメ」。双方一歩もひかない攻防戦の行方は? 表題作のほか全6編を収録。ベタ甘ラブな恋愛小説集。はっきり言って、いい男がいっぱいいる物語である。男性で有川さんモノを初めて読むなら、この本がお薦め。何しろ、いい男は自衛官なのである。■ ラブコメ今昔広... [続きを読む]
» ラブコメ今昔 有川浩 [かみさまの贈りもの~読書日記~]
自衛隊を舞台に繰り広げられるラブストーリー六編。
どれもベタベタなラブストーリーにも関わらず、全てが受け入れられて、何故かとても新鮮に感じられた。
また、恋愛の妄想を心ゆくまで満たしてくれて、忘れていた感情が何度も蘇ってきた。
行き過ぎず、かといっておとなしすぎず、丁度いいところで止めるあたりに、作者の巧さがキラリと光っていた。
先の読める展開ではあったが、ほんのりと幸せな気分になれて、後味よい読後感の残る作品だった。
(角川グループパブリッシング )★★★★☆... [続きを読む]
これ、面白かったですよね。
再読したくなりました。
投稿: 牛くんの母 | 2009年5月28日 (木) 08:42
牛くんの母さん☆こんばんは
こういうストレートはラブコメは痛快ですね~!
真面目に働いている人は、何事にも真面目なんだなぁってところも楽しかったです。
投稿: Roko(牛くんの母さんへ) | 2009年5月28日 (木) 21:17
ブルーインパルスの飛行って一度見てみたいけど見たことありません。それにしても...ブルーインパルスの隊員はあんなにモテるんだ。
分かる気がするけど
投稿: yomikaki | 2009年5月30日 (土) 07:12
yomikakiさん☆おはようございます
わたしもビデオでしか見たことがないので、一度見たいと思ってます。
それにしても、ブルーインパルス隊員にも追っかけがいるってのにはビックリです~!
投稿: Roko(yomikakiさんへ) | 2009年5月30日 (土) 08:11
去年たまたま西武線に乗っていたら、
ちょうど近くの基地でブルーインパルスのイベントがあって、ものすごい人でした。
人気のすごさを実感しました。
これじゃ隊員の奥さんも大変かも。
前作「クジラの彼」よりもちょっとビターに仕上がっていて自衛官の恋愛に関する問題とかも書かれていたのでより楽しめました。
投稿: 日月 | 2009年5月31日 (日) 00:58
日月さん☆おはようございます
ブルーインパルスに憧れる気持ちは分かるけど、隊員さんがモテ過ぎちゃって困るというのは考えものだなぁって思いました。(^^ゞ
自衛隊員だって恋愛するって当たり前なんだけど、任務に対する厳しさとの兼ね合いが難しいんですねぇ。
投稿: Roko(日月さんへ) | 2009年5月31日 (日) 10:17
いい男がいっぱいいましたねぇ!
オレに何が足りないのかが、よぉくわかった(笑
投稿: じゅずじ | 2009年6月 1日 (月) 21:37
じゅずじさん☆足りないのは何ですかぁ?
ちょっとビターなラブコメはいいですねぇ。
何事にも真剣な人はカッコいい!
投稿: Roko(じゅずじさんへ) | 2009年6月 1日 (月) 22:23
このベタあま加減、最高でしたよね。
自衛隊が舞台というのもよかった。
この路線で突っ走ってほしい作家さんですね。
投稿: ゆう | 2009年12月21日 (月) 16:00
ゆうさん☆ベタ甘サイコーですね!
有川さんって、こんな事が自分の身に起きたらいいなぁって思う乙女心への匙加減が絶妙ですよね。
投稿: Roko(ゆうさんへ) | 2009年12月21日 (月) 19:13