手塚治虫展@江戸東京博物館
江戸東京博物館で行われている「手塚治虫展 未来へのメッセージ」を見に行ってきました。
手塚さんが多作なのは知っていましたが、その数約 700 タイトル(原稿枚数約 15 万枚)、アニメ作品約 70 タイトルという数字には、ただ驚くばかりです。
鉄腕アトムやどろろ、ジャングル大帝、悟空の大冒険、ワンダー3、リボンの騎士、どのアニメも大好きでした。とはいっても一番好きなのは、やっぱりアトム!
展示会場の中には手塚さんの作品だけでなく、浦沢直樹さんのプルトゥや、今年の秋に公開されるアメリカで制作されたアトムの紹介もされていました。
どのパネルを見ても、どの展示物を見ても、手塚さんの思いが込められているなぁと感じることばかりでした。
手塚さんが描く登場人物たちはみんな悩みを持っています。「自分はどう生きるべきなのか?」「自分は何をすべきか?」その答えを見つけられる人もいれば、分からないままの人もいます。
信念を貫くとは、自分を信じることなのだけれど、そこに疑問が湧いてくるとどうにも前に進めなくなってしまいます。そんな時にわたしが必ず思い出すのは「火の鳥 未来編」です。
でも、今度こそ、今度こそ信じたい。今度の人類こそ、きっとどこかで間違いに気がついて、生命を正しく使ってくれるようになるだろうと
今回の展示でも、この言葉に出会いました。
間違ってもいいんですね、それに気がつければ。そして、正しい方向へ進み直せばいいのですね。また今日も、勇気をもらうことができました。
この展覧会は6月21日(日)まで開催されています。
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