『地図男』 真藤順丈
ストーリーとしては良く分からなかったけれど、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な男というキャラクターには魅力を感じてしまいました。地図には付せんや様々な紙が挟み込まれ、そこにはその土地にまつわる様々な話がびっしりと書き込まれている。という設定はとってもいいなぁ!
23区の区章をめぐる戦いというストーリーは、実際にあったら面白そうだなぁと思いながら読んでいました。花札だのカルタだの普通っぽい種目なのに、戦闘的な雰囲気をみなぎらせた登場人物のアクの強さに、下町に生息するオヤジはこうでなくちゃっと膝を打ってしまいました。
地図男っていう設定の割に、土地のにおいのようなものを感じなかったのが残念だなぁと思います。どの話も割とサラっと終わってしまって、もう少し掘り下げてもよかったのかなぁ?
できれば地図男本人だけの話を読んでみたいと思うのですが、どうなんでしょうね。
1034冊目(今年69冊目)
« 手塚治虫展@江戸東京博物館 | トップページ | 『蝶の舌』 マヌエル・リバス »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『なぜ野菜売り場は入り口にあるのか』 白鳥和生 26-4-3763(2026.01.05)
- 『治したくない ひがし町診療所の日々』 斉藤道雄 25-335-3731(2025.12.03)
- 『アシタノユキカタ』 小路幸也 25-333-3729(2025.12.01)
- 『版元番外地 <共和国>樹立篇』 下平尾直 25-322-3718(2025.11.20)
- 『黄色いポストの郵便配達』 斉藤洋、森田みちよ 25-313-3709(2025.11.11)




コメント