『魔笛』 ミヒャエル・ゾーヴァ
この本は、1998年フランクフルト歌劇場での「魔笛」上演のためにゾーヴァが描き下ろした舞台美術と衣装の原画をもとに構成されています。
モーツァルトの「魔笛」といえば、毎日世界のどこかで上演されているといっても過言ではない有名なオペラです。夜の女王のアリア とか、パパゲーノのアリア などは単独で演奏されることもあるような名曲ですが、日本では魔笛をちゃんと聞いたことがある人は少数派でしょうね。
ドイツでは子供でも必ず知っている物語なのだそうです。だからこそ、このオペラを絵本にすることもできたのでしょうね。とはいえ、これは決して子供向けの絵本ではありません。どちらかといえば大人のための絵本です。
ゾーヴァさんの描く魔笛の世界は、ロマンチックでありながら現代的!不思議な魅力にあふれています。このオペラを再演してくれないかしら?
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