学べる!!ニュースショー
学べる!!ニュースショー という番組を初めて見ました。普段TVをあまり見ないのですが、池上彰さんがニュース解説をしているというので見てみたんです。
NHKで池上さんがキャスターを務めていた「週刊こどもニュース」みたいな感じかなぁ?と思いながら見たのですが、そのまま!? ですね。(^_^;)
昨日のテーマはこの2つでした。
・そうだったのか!円高と大不況
・そうだったのか!インド
まずビックリしちゃったのが、現在の「円高」のメカニズムです。これまでの円高は好況時のものでした。でも現在の日本は「不況&円高」なんですよね。どうしてなのかが、本当にスッキリと分かりました。
日銀が打ち出している低金利政策によって、より不況に拍車がかかってしまったというのは皮肉なもんです。
そして「円高・円安」の意味が分かっていない人がこんなにも多いのか!ということにも衝撃を受けてしまいました。単純な算数の問題なのにね。こういうことを学校では教えてないんだなぁということを痛感しました。
ここ数年、インドのIT技術者が増えているということは知っていましたが、その原因がカースト制度だということにもビックリでした!
カースト制度は廃止しようという政策はあっても、現実にはカースト制度は生きています。生まれながらにカーストに縛られた職業選択しかできない人がほとんどであるインドですが、IT関連は新しい職業なのでカーストに縛られていないから、この職種に進む人が増えているということだったんですね!
インドの人口は約12億人、日本の10倍です!おまけに人口ピラミッドがきれいな三角形を描いている。つまり若年人口が多いんです。だからこそインドの経済が伸びる可能性は非常に高くて、GDP(国民総生産)が日本を抜くのも時間の問題であるって知ってましたか?
インドのIT産業が伸びた原因として4つの要因が挙げられていました。
1.数学の教育が熱心である
2.IT省を作るなど国がバックアップしている
3.準公用語として英語が普及している
4.アメリカとの時差が約12時間
1~3は国としての考え方の差を感じました。「ゆとり教育」の名のもとに、学校での数学や英語の時間を減らしてしまった日本とは正反対です。子供のうちにしっかり勉強しておけ!という点は日本も見習わなくっちゃ!
4番目に挙がっていた「アメリカとの時差」も、そうなのか!ですね。英語を使える人が多いインドにとって、アメリカが寝ている間に仕事ができるという点は本当に有利な点です。
パネラーとして出演しているタレントさんの中にカースト制度やヒンズー教の事を知らない人がいたのにもビックリでした。世界のことを知らないのは教育のせいなのか?本人の好奇心の無さなのか?
インドと比較して中国の人口分布についても説明がありました。中国では一人っ子政策を取っているために、若年層の人口が異常に少ないんです。
下2つの層(この統計は9年前のものなので、現在10代)の人口が極端に少ないのが分かります。おまけに男子が多過ぎです!
生物学上、出生時には男子の方が数%多いのですが、30~40歳位になると男女の人口比率はほぼ同じになるのだそうです。(更に高齢になると女性が多くなります。)日本の男女人口比率は、その通りになっています。
しかし中国のグラフを見ると明らかに違っています。男女人口比がやっと同じになるのは60代!少子高齢化だけでなく、結婚難の男性が増える事も間違いなしなのです!
この番組で、いろんなことを学んでしまいました。(^_^;)
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ああ~ この番組、私もあまりテレビ見ない人なのですが、偶然に見ました。私が見た時はアフガニスタン問題でした。とっても分かりやすくて、まさに目から鱗でした 笑
投稿: yori | 2009年8月23日 (日) 23:15
yoriさん☆こんばんは
ニュースって、その前後関係を分かっていないと意味がないって事に気付かされますよね。
相手に理解されようとする努力って、何事にも必要だと思います。
投稿: Roko(yoriさんへ) | 2009年8月23日 (日) 23:36