映画 「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」
ついに最終章、死んだはずの”ともだち”が復活し、世界を征服した後の東京は、高い壁に囲まれてしまいました。
その内側にあるのは、ケンヂ達が小学生だった頃の町を再現した街並みでした。
平屋か2階建ての家が軒を連ね、フィルターがかかったテレビやちゃぶ台がある茶の間が懐かしかったですねぇ。
大きな画面を付けた飛行船のような物体が沢山空を飛ぶ未来の東京は不気味でした。ああやって空から”ともだち”のメッセージを毎日聞かされるイヤですねぇ!
この物語の想定は最悪の未来なんですが、普通の人たちはちゃんと頑張って生きているんですね。表面上は体制に従っているようなふりをしているけれど、自分たちの力で世の中をまともなものに戻すんだという気持ちを持ってるぞって所に希望を持つことができました。
”ともだち” があんなに大きな力を持つようになってしまった原因が、小学生時代にあったということを思うと、可哀そうだなぁとも思うけど、ここまで暴走されちゃうとね!
今回は2017年という設定なので、ケンヂたちは57~58歳になってるんですけど、みんな元気ですね。命がけで頑張る彼らには肉体の衰えなんて関係ないのね。
映画は原作とは違う構成になっていたので、また原作を読み返してみたくなりました。
製作年 2009年
製作国 日本
時間 155分
公式サイト http://www.20thboys.com/index.html
監督 堤幸彦
トラックバック先
じゅずじの旦那
« Fashion's Night Out | トップページ | 『文章は写経のように書くのがいい』 香山リカ »
「映画」カテゴリの記事
- 『市川崑と「犬神家の一族」』 春日太一 24-247-3273(2024.08.29)
- 映画「丘の上の本屋さん」@菊川 ストレインジャー(2023.08.24)
- 映画「君たちはどう生きるか」(2023.08.10)
- 映画『生きる LIVING』(2023.04.06)
- 映画 「ファブリックの女王」(2016.07.12)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 映画 「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」:
» 20世紀少年 第3章 考察 [JAP on the blog]
第3章をラスト10分も含めてすべて見終わった瞬間、誰もがその場を動けなかったようだった。というか何かを待っていたのかもしれない。「え?!これで終わり?」疑問符が頭の上を横切る。重苦しい空気が映画館の中を漂い、「終わったんだよね・・・」とひとり納得し苦笑い....... [続きを読む]
» 【20世紀少年 最終章 ぼくらの旗】 [じゅずじの旦那]
行ってきましたヨォ、「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」いったい、どんな結末にまとめ上げられてるのか、興味はその一本 まずは来訪記念のポチッ[:ひらめき:] [:next:] blogRanking[:右斜め上:]【あらすじ】「世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち歴3年”(西暦2017年)。殺人ウイルスが蔓延した東京はそびえたつ壁に包囲され、都民の行動は完全に制限されていた。そして“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明... [続きを読む]
コメント