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『元祖”ロングテール 東急ハンズの秘密』 和田けんじ

 何か変わったものを見つけたいと思った時、何か面白いものを雑誌て見たけど何処で売ってるのか分からない時、「ハンズに行けばあるんじゃない?」と思うことが多かったし、実際、それがハンズに並んでいる確率が昔は高かったんです。

 だから特に用がなくてもハンズを覗きに行くことがよくありました。同じような業態のお店が色々出来ても、やっぱりハンズは違うなぁって思うことが多かったんです。

 でもね、最近は見に行く頻度が低くなりました。渋谷の本店には、まだまだ「ロフトができた頃の気持ち」が息づいているような気がしますが、他の店舗にはそういう空気がないんですよね。キレイにまとまってるけど、面白みに欠けるって感じかな?

 そこいらへんのことを、著者の和田さんは憂いてらっしゃいます。いい意味での「素人さ」が無くなってきてるって。そうですね、ハンズが大きくなり過ぎて、素人だからこそできるワイルドさが足りなくなって来たのかもしれません。

 リアルショップにあってネットにないもの、それは「触覚」です。実際に商品に触れることは、物を買う上でとても重要なことです。実際に手に取り、触れることは、「体験すること」と言えるかもしれません。つまり、ある意味エンターテイメントなのです。ですから、買い物に来て商品に触れることが楽しいと感じるような演出をすることが求められます。(本文より)

 何かを探しに行って見つける喜び、あてもなく行ってみて出会う楽しみ、それこそが買物の醍醐味です。ネットで何でも揃うと思いがちだけど、リアルショップの楽しさは何ものにも代えがたいものです。いつまでもハンズがそういう店であり続けて欲しいと思うのです。

1087冊目(今年122冊目)

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