『男は、なぜ缶コーヒーが好きなのか?』 姫野友美
男女の心のスレ違いは「脳」にある
この本のタイトル「男は、なぜ缶コーヒーが好きなのか?」は、なかなかキャッチーなタイトルですね。確かにコーヒー好きの女性だったらスタバとか、コンビニで買うにしてもマウントレーニアとかを選ぶ人の方が多いですよね。きっと、缶コーヒーを買うのは主に男性なのでしょう。CMだって男性向けのものが多いですものね。
じゃぁ、なぜ男性は缶コーヒーが好きなのか?なのですが、これは男性の「何となく」「とりあえず」という選択パターンの表れなのだそうです。女性のように「あれにしようかしら?これにしようかしら?」という考え方はせず、いつもの習慣で缶コーヒーを手にするというのが真相のようです。
確かに、居酒屋で「とりあえずビール!」というのも男性のセリフですものね。どんなに喉が渇いていても、女性はメニューをチェックしますよね~。(*^_^*)
女性から出る疑問は、「なぜ、いつも同じレストランにばっかり行くの?」「なぜ、同じ服ばっかり着るの?」「なぜ、わたしの話を聞いてくれないの?」
男性から出る疑問は、「なぜ、そんなに服を沢山欲しがるの?」「なぜ、君の話の感想を話すと怒るの?」「なぜ、そんなに化粧に時間がかかるの?」
その答えは簡単なこと、男性と女性の脳の構造上の問題なのです。だから、そのメカニズムを知ると知らないとでは大違いってことです。
著者の姫野さんは、男性の脳のメカニズムを理解して、男性が素直に動くように持っていけばいいのだと、この本の中で力説しています。お互いのいいところを引き出すには勉強が必要であり、素直さも必要だとおっしゃってます。
草食男子が増えている今、知能犯の女性がいい男を見つける時代になったのかも?と思える本でした。
1089冊目(今年124冊目)
« 『気になる検査値食事で治そう (3) 骨密度 貧血 低血圧』 中村丁次 | トップページ | 劇場で映画を安く見られる場所が増えてきました »
「新書」カテゴリの記事
- 『安いニッポン 「価格」が示す停滞』 中藤玲(2022.06.01)
- 『2030年の東京』 河合雅司 牧野知弘(2022.04.23)
- 『「婚活」がなくなる日』 苫米地英人(2021.12.21)
- 『パンデミックの文明論』 ヤマザキマリ 中野信子(2021.11.15)
- 『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』 鴻上尚史 佐藤直樹(2021.10.31)
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『人は、なぜ他人を許せないのか?』 中野信子(2022.06.15)
- 『努力不要論』 中野信子(2022.04.30)
- 『やわらかい頭の作り方』 細谷功 ヨシタケシンスケ(2022.01.29)
- 『生きるとは、自分の物語をつくること』 小川洋子 河合隼雄(2022.01.22)
- 『壊れた脳 生存する知』 山田規畝子(2022.01.08)
« 『気になる検査値食事で治そう (3) 骨密度 貧血 低血圧』 中村丁次 | トップページ | 劇場で映画を安く見られる場所が増えてきました »
コメント