『考える練習をしよう』 マリリン・バーンズ
「子どものための」というタイトルになっていますが、実は「大人のための」本であるような気がします。
きみの頭のなかにあるもっとも大きな壁、それは自分のすぐ目の前にあるものを見ていない、ということだ。(本文より)
隣の芝生は青いとか、有名なあの人の噂は気にするのに、自分のことを全然見ていなかったりするのです。
鏡で自分を見るのは朝の数分だけなんて人いるでしょ。化粧直しが大好きでしょっちゅう鏡を見てる人でも、見てるのは顔の一部分だけ。自分の足の裏なんてめったに見ないし、背中なんて見たこともない人が多いんじゃないかな?
何かを探そうと外にばかり目を向けがちだけど、実は自分というのが一番未知のものなのかもしれません。
頭にだって屈伸運動が必要だ。
これもまた ヴィレッジヴァンガード この9冊 からです。
1101冊目(今年136冊目)☆☆☆☆☆☆とってもステキ!
外国作品を読もう!キャンペーン 27冊目
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