映画 「パブリック・エネミーズ」
大恐慌の1930年代、銀行から鮮やかな手口で現金を奪い、捕まって刑務所に入れられても脱獄を繰り返し、州境を越えて活躍する彼を捕まえるために、法律まで変えさせ、FBIから Publick Enemy No.1 (国民の敵 No.1)と呼ばれた男、ジョン・デリンジャーの物語。
FBI は 「国民の敵」と呼ぶけれど、銀行強盗を何度も重ね、たとえ捕まってからでもマスコミのインタービューにジョークで応えるジョンの事を、一般市民は「ヒーロー」として見ていたんじゃないかなぁって思えます。
仲間のことを決して裏切らず、汚れた金しか盗まないというスタンスがカッコいいんですよね。逆に、彼を追いかけているFBIの手段を選ばない捜査の仕方が、どうにもヤボでカッコ悪~い!
ギャング映画を見たのってとても久し振りなんだけど、この時代のギャングってとってもスタイリッシュなんですよね。スーツにロングコートに帽子というスタイルでマシンガンを持つと、決まるのよねぇ!
この映画の中で、ジョンが映画を見に行くシーンがあって、そこで上演されている映画の主人公がクラーク・ゲーブルなんだけど、これがまたカッコいいんだなぁ!
ジョンを演じていたジョニー・ディップはもちろん良かったんだけど、恋人のビリーを演じていたマリオン・コティヤールがとても印象的でした。彼女が出ている映画をこれからチェックしようと思います。
この映画はギャング映画というよりも、ジョンとビリーの愛を描いた物語だったのだと思います。それにしても、ビリーを口説くときのセリフはカッコ良過ぎです!
俺の好きなもの、野球、映画、高級な服、速い車 ・・・・・ そして 君
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