『脳に悪い7つの習慣』 林成之
7つの脳に悪い習慣
- 「興味がない」と物事を避けることが多い
- 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
- 言われたことをコツコツやる
- 常に効率を考えている
- やりたくないのに我慢して勉強する
- スポーツや絵などの趣味がない
- めったに人をほめない
人間の脳は、その人の都合に合わせて、厭なことは見ないように、気がつかないようにしてしまうのだそうです。ですから一旦こうだと思ってしまうと、そのようにしか見えなくなってしまうのです。
たとえば、「わたしは楽器なんかできない」と思い込んでしまうと、楽器演奏には手を出さなくなりますよね。でも、実際にやってみると「アレッ、初めてでも音は出るんだ!」なんてことに気がついて、いつの間にやらハマってたなんて人が結構いるんですよね。
自分からバリアを張ってしまっていて、その為に自分の可能性を狭めてしまうなんて、本当にもったいないことです。そして、自分がそういう状態にいるということを誰かに教えられても、それを認められないほど自分で自分を洗脳してしまっているって怖いですね。
この7つの悪い習慣の中で、わたしにとっての盲点だったのは「言われたことをコツコツやる」でした。コツコツ努力すること自体は悪いことではないのですが、何も考えずにやっていてはいけなかったのです!
それを何のためにやっているのか?どうしてその方法なのか?他の方法はないのか?時間はどのくらいかければいいのか?そもそも、その方法は正しいのか?考えなければいけないことが沢山あります。
そしてなにより大事なのは、誰かにそうしなさいと言われたからやっているのでは身に入らないということです。自分からやろうという意思、目標設定なしに、ただダラダラやっていても何の意味もないのです。
そしてもう一つ、「人をほめる」ということの重要性も大いに感じました。ほめるためには、その人をきちんと観察し、それまで当前だと思っていたかもしれない「その人の良いところを見つけ出す」ことに、気持を注ごうと思います。
1138冊目(今年16冊目)☆☆☆☆☆
トラックバック先
東京図書館制覇!Blog版
« 『PLUTO 6』 浦沢直樹 | トップページ | 映画 「インヴィクタス」 »
「新書」カテゴリの記事
- 『バカと無知』 橘玲 80(2023.03.22)
- 『危機の読書』 佐藤優 78(2023.03.20)
- 『なぜ通販で買うのですか』 斎藤駿 42(2023.02.12)
- 『大往生したけりゃ医療とかかわるな 介護編』 中村仁一 45(2023.02.15)
- 『大往生したけりゃ医療とかかわるな』 「自然死」のすすめ 中村仁一 35(2023.02.05)
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』 イーサン・クロス 65(2023.03.07)
- 『生贄探し』 中野信子、ヤマザキマリ 41(2023.02.11)
- 『屋根裏に誰かいるんですよ』 春日武彦 8(2023.01.09)
- 『奇跡の脳』 ジル・ボルト・テイラー 350(2022.12.23)
- 『運動脳』 アンデシュ・ハンセン 342(2022.12.15)
コメント