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『知っているようで知らない 法則のトリセツ』 水野俊哉

 世の中には様々な法則があるものです!

  • 立場が人を動かす「役割演技」
  • 盲信的な高評価につながりやすい「ステレオタイプ」
  • 人に宣伝してもらうと評価が高まる「バンドワゴン効果」
  • いずれ無能な上司ばかりになる「ピーターの法則」
  • 目標は紙に書くと実現する「予言の自己成就」

 その理屈を知ってしまえば「なるほどねぇ」ですが、知らないでいると、いつの間にかそういう結果になってしまうんですよね。

 最近の日本のことを考えていく上で重要だなぁと思ったのが以下の3つです。

  • 人の行動が自分の行動を決める「社会的証明」
  • 集団の意見ほど極端な方向へ向かいやすい「集団極性化」
  • 自分は一般的だとみなす「フォールス・コンセンサス効果」

 世間で評判になっている事を真似していればいいのだと思っている人たち。
 一人一人だと大人しいのに、集団になると凶暴化する人たち。
 自分こそが普通(標準)だと信じて疑わず、それと違う指向の人を許容せず、バッシングしたがる人たち。

 このままでいいのか日本人?でしょ!

1142冊目(今年20冊目)☆☆☆☆☆

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コメント

「模倣のなかには、平等を求める情熱がひそんでいる。他人のするようにすることは、とりのこされないという全面保険をもつことである」。ご存じかも知れませんが、エリック・フォッファーの「情熱的な精神状態」からです。

昨年帰国して、日本で見た「政権交代。」は、まさにフォッファーの言う情熱的な精神状態で、まだ継続しているのだと思います。これが、共産主義や全体主義にならないといいですが。今の日本ほど、自由で優しい国(地域?)はないですからね。

三鷹の隠居さん☆おはようございます
日本は圧倒的に治安がいいし、平等感が非常に高い国です。この点では本当に良い国だと思います。
でも、平和ボケしているのも確かで、自分で考えなければいけないことまで他人(国)に任せてしまっています。
外圧に弱いとか、訴訟問題が不得意だとか、ディベートができない等は、非常に大きな問題です。
横並びが好きで、素直で従順な国民性だから、何らかの強力な力が登場したら、あっという間にそちらへ流れてしまいそうで怖いです。

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