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映画 「シャネル&ストラヴィンスキー」

Photo 昨年はシャネルのメゾン(アトリエ)ができて100周年ということもあり、シャネルに関する映画が複数制作されました。

 

 他の作品はデザイナーとしてのシャネルを描いたものですが、この作品は情熱的な恋をする女としてのココ・シャネルを描いています。

 実はわたし、ストラヴィンスキーの「春の祭典」が大好きなんです。初めて聞いたのは高校生の時だと思いますが、それまでのクラシック音楽の概念を覆すような、リズムを強調した曲にハマってしまい、一時は毎日聞いていました。

 その後、この曲はバレエのための音楽だということを知って更にショックを受け、モーリス・ベジャールの舞台まで見に行ってしまいました。

 この映画の最初のシーンは、その「春の祭典」の初演の模様です。バレエの振り付けはニジンスキーです。100年前にこの音楽を初めて聞いた観客は、さぞかし戸惑ったでしょうね。「こんなもの、音楽ではない!」という散々な批評を受けてしまいます。

 映画の中でも、これと同じ踊りが出てきました。

 

 何とかして「春の祭典」を再演したいと願うストラヴィンスキーに、資金的協力をしようとシャネルが手を差し伸べたところから、この2人は急速に親密な関係になっていきます。

 

 ストーリーはもちろん面白かったのですが、何よりも衣装がステキでため息が出っ放しでした。演奏会場に集まる女性たちのドレスやアクセサリーが豪華だし、何といっても主人公がココ・シャネルですからねぇ、シャネル・ファッションがこれでもかと登場してきます。

 

 ココ・シャネルは物凄く斬新なアイデアを持ったデザイナーでした。コルセットを捨ててスレンダーなラインを発表したのも、ニット素材を取り入れたのも、オリジナルの香水を作ったのも、すべて彼女です。

 

 映画の中で、新しい香水の決定するシーンがあって、「ああ、だからNo.5なんだ!」と思わず頷いてしまいました。

 

 ストラヴィンスキー一家が一緒に住むことになる郊外の屋敷のデザインも、いかにもシャネルでビックリしてしまいました。

 

 さすがにフランス映画なので、ちょっとひねった演出で構成されているので、誰にでも勧められる映画ではありませんが、シャネルかストラヴィンスキーに興味のある方でしたら是非ご覧になってくださいね。

 

 この映画の公式サイトは → こちら

 

 

主演:アナ・ムグラリス、マッツ・ミケルセン
監督:ヤン・クーネン
時間:119分
2009年 フランス ヘキサゴン・ピクチャーズ
原題:COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY

 

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「シャネル&ストラヴィンスキー」★★★☆ アナ・ムグラリス、マッツ・ミケルセン、アナトール・トーブマン主演 ヤン・クーネン 監督、119分 、 2010年1月16日公開、2009,フランス,ヘキサゴン・ピクチャーズ (原題:COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「シャネルの映画がも3本目、 決定版!と思えるような作品には結局... [続きを読む]

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