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『日本語という外国語』 荒川洋平

日本語という外国語 (講談社現代新書)

 

荒川 洋平
講談社現代新書

 

 

 

 日本語は話し手の数でいえば世界第九位の多さを誇りますが、その話し手はもっぱら日本人に限られており、言語的な仲間もいないために、国際的な広がりはまだほとんどありません。そのため、私たちは「日本語は日本人だけが使うもの」と考えがちです。(本文より)

 

 日本語を学習する外国の人は確実に増えています。そんな人たちに対して、日本人が持つイメージはかなり偏っているように思います。

 

 ちょっと話せるというレベルでは「日本語がお上手ですね」という評価をみんなしますよね。でも、ある程度以上のレベルになると「発音が変だ」とか「表現がおかしい」とか、急にツッコミがきつくなります。それって、何なんでしょうね?

 

 日本人しか日本語を話さないという意識が強いせいでしょうか?細かい発音や、ちょっとしたところを厳しくチェックしちゃうんだなぁ!色んな人が日本語を話すのだから、細かい違いなんかいいじゃないという意識をみんなが持たないとね!

 

 わたしたちだって外国語を話す時には、かなりいい加減な言葉を使ってるんだもの、反対の立場に立てば、殆どのことは大目に見られると思うなぁ。

 

 正しい表現というのも確かに大事だけれど、日本語を使って様々な国の人とコミュニケーションを取れるということこそが一番大事なことだって思います。

 

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