『地団駄は島根で踏め』 わぐりたかし
普段何気なく使っている言葉の語源を考えてみると、意外な発見があります。著者のわぐりさんはそんな語源の故郷を訪ねるのが趣味であり、仕事にしている方です。
この本のタイトルにもなっている「地団駄」とは、たたら製鉄の時に炉の中に風を吹き込む「ふいご」の事なんだそうです。大きなふいごを足で踏んで駆動します。(スポーツクラブにあるステアマスターと同じような感じ)
「たたら」は、製鉄技術そのものも意味するし、ふいごのことも指しています。「たたらを踏む」と「地団駄を踏む」というのは、同じ語源なんですね。
島根県の安来で、この地団駄を実際に踏んでみることができるそうです。といっても、これはかなりの重労働、次の日は筋肉痛間違いなしみたいです。(^_^;)
ところで、「やばい」「どたんば」の語源は伝馬町の牢屋だというのにはビックリでした!ここは当時「厄場(やば)」と呼ばれていたのだそうです。だから、ここに入ったら「やばい」という訳です。意外に古い言葉だったんですねぇ。
「ごり押し」「急がば回れ」「らちがあかない」「ごたごた」「つつがなく」・・・など、語源を知ると、なるほどねぇって事がたくさんあります。
語源を求めて全国を回るって、なかなか良い趣味かもしれません。趣味がないんだよなぁって言う方、試してみてはいかがでしょうか?
1168冊目(今年46冊目)☆☆☆☆
« 『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』 クリス・アンダーソン | トップページ | 『自己プロデュース力』 島田紳助 »
「新書」カテゴリの記事
- 『コナン・ドイル伝』 篠田航一 25-320-3716(2025.11.18)
- 『物語の役割』 小川洋子 25-297-3693(2025.10.26)
- 『物語のあるところ』 吉田篤弘 25-261-3657(2025.09.20)
- 『介護未満の父に起きたこと』 ジェーン・スー 25-266-3662(2025.09.25)
- 『体育がきらい』 坂本拓弥 25-251-3647(2025.09.10)
「ことば・コミュニケーション」カテゴリの記事
- 『世界はラテン語でできている』 ラテン語さん 25-275-3671(2025.10.04)
- 『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』 北村浩子 25-128-3524(2025.05.11)
- 『ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞スピーチ 英文徹底解読』 畠山雄二 25-104-3500(2025.04.17)
- 『遺体と火葬のほんとうの話』 佐藤信顕 24-273-3299 (2024.09.24)
« 『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』 クリス・アンダーソン | トップページ | 『自己プロデュース力』 島田紳助 »




コメント