『マイケル・ジャクソン』 西寺郷太
もうすぐマイケルが亡くなってから1年経っちゃうんですねぇ。"This is it" のリハーサル会場だった Staples Center で、今日はNBAのファイナルの試合が行われていました。
この本では、King of Pop だったマイケルの生涯が語られています。この本を読んでみて、いくつもの発見がありました。特に、これまで公式に発表されていた話のいくつもがウソだったということにビックリしてしまいました。
当時、モータウンの社長ベリー・ゴーディの愛人だったダイアナ・ロスがマイケルを見つけたっていうウソを広告に使ってたとはねぇ。ボーイズグループというイメージのために、公表された年齢も2歳若く(10歳→8歳)詐称していたなんて!
"ジャクソン5"を上手く売り出し、ヒットを出し続けさせたモータウンが、マイケルが声変わりしたら商品価値がなくなるだろうと考えていたということにも驚いてしまいました。それじゃ移籍したくなるのも当たり前!
レコード会社を移籍した後"ジャクソンズ"になったのは、"ジャクソン5"という名前をモータウンが渡さなかったからというのも、さもありなんな話です。(^_^;)
子供のころから大スターで、普通の子供時代や、父親との心のふれあいがないまま大人になってしまったマイケル。大ヒットを出し続け、パパラッチに追われ、奇人と呼ばれ、ゴシップ記事を山のように書かれ、大スターのマイケルにとって心休まる場所はステージの上しかな かったのかもしれません。
昨年公開された "This is it" を見て新しいファンが増えたという話を聞くと、何だか不思議な気持ちになってしまいます。そういう人たちって、これまでマイケルに触れずに生きてきたってことなんですよね、きっと。
今年また、新しい映画が公開されるそうですが、それを見てまた泣いちゃうのかなぁ?わたし。
そして、東京ディズニーランドでは7月から "キャプテンEO" が再公開されるんですよね。あれはわたしにとって初めての3D映画でした。また見たいなぁ~!
今年もマイケルがらみの話は尽きることがなさそうです。
1186冊目(今年64冊目)☆☆☆☆☆
« 『本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法!』 園善博 | トップページ | 『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』 青木 高夫 »
「音楽」カテゴリの記事
- 『ピアニストと言う蛮族がいる』 中村紘子(2022.06.18)
- 『才能のあるヤツはなぜ27歳で死んでしまうのか?』 ジーン・シモンズ(2021.06.26)
- 『ラジオのこちら側で』ピーター・バラカン(2021.06.24)
- 『教養として学んでおきたいビートルズ』 里中哲彦(2020.10.26)
- 『音楽好きな脳』 ダニエル・J・レヴィティン(2020.03.10)
「新書」カテゴリの記事
- 『江戸とアバター』 池上英子 田中優子 147(2023.05.27)
- 『バカと無知』 橘玲 80(2023.03.22)
- 『危機の読書』 佐藤優 78(2023.03.20)
- 『なぜ通販で買うのですか』 斎藤駿 42(2023.02.12)
- 『大往生したけりゃ医療とかかわるな 介護編』 中村仁一 45(2023.02.15)
「伝記・日記・ノンフィクション」カテゴリの記事
- 『速攻管理学』 九重勝昭 146(2023.05.26)
- 『本屋で待つ』 佐藤友則 143(2023.05.23)
- 『戦争とプロレス』 TAJIRI 144(2023.05.24)
- 『愛媛県新居浜市上原一丁目三番地』 鴻上尚史 85(2023.03.27)
- 『棟梁を育てる高校』 笠井一子 18(2023.01.19)
コメント
« 『本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法!』 園善博 | トップページ | 『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』 青木 高夫 »
夕べ、やっとこさ「This Is It」を観ました。マイケルは凄い。自分自身やショーを知り尽くしている。プロフェッショナルでありながら、謙虚で仲間に敬意を払う。メンバー全員が尊敬するにたるリーダーですね。日本には、政界・財界・芸能界、音楽界、、どこを探してもいないと思う。
投稿: 三鷹の隠居 | 2010年6月13日 (日) 07:01
三鷹の隠居さん☆おはようございます
日本には足りないものがたくさんありますが、その中でも一番欠けているのはリーダーシップであるような気がします。
そして、本当の意味でのプロフェッショナルもいないのかも?(^_^;)
投稿: Roko(三鷹の隠居さんへ) | 2010年6月13日 (日) 07:22