『自分で奇跡を起こす方法』 井上裕之
井上さんの奥様は、交通事故で生死をさまようような大怪我をしました。医師の的確な処置により、一命はとどめたのですが、このままでは目を覚ますことはないだろうと宣言されてしまいました。
遠くの病院に入院している奥様を看病するために、毎週末片道4時間のバスで通われ、自分は何故こんな目に会わなければならないのかと、自暴自棄になったこともあったのだそうです。
人生は、現実の問題よりも、現実をどう受け止めて、それを変えていくかのほうが大切です。(本文より)
そんな中で井上さんが気が付いたのは、悲観ばかりしていてもしょうがないということです。希望を持ち続けるためにはどうすればいいのかと考え、長い移動時間を勉強する時間に充てることにしたのです。
学びと行動以外に問題を解決する方法はありません。学びと行動は運も引き寄せます。運は与えられるものではなく、引き寄せるものです。
井上さんの努力は確かに運を引き寄せました。奥様は目覚めたのです!
何もしないで悩んでいるだけでは何も変わらないということに、ほとんどの人は気が付きません。それでうまくいくのかどうかなんて、やってみなければ分からないのだから、やってみるしかないんですよね。
学びと行動をし続けること、そして、決して諦めないこと、それこそが運を引き寄せるのですね!
新刊JPで紹介されていた本です。
1185冊目(今年63冊目)☆☆☆☆☆
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