『世渡りの技術 年間生活費50万円は可能だ!』 魚柄 仁之助
世渡り上手といっても、決してズルい生き方をしようなんて事を考えてる訳じゃぁございません。世の中、ちょっと見方を変えたら、さほどお金を使わずに生きていけるんだよというお話です。
魚柄仁之助さんは、現在は「食文化研究家」なんて肩書が付いちゃってますが、若いころには自転車やバイクを修理して売っていたし、その後には古道具屋さんだったし、「趣味は修理」というくらい、何でも作ってみよう、直してみようって方です。
最近は自分で何かを直す人って減ってるんですねぇ。スカートやズボンの丈詰めとか、ボタン付けとか、ソックスの穴を繕うとか、わたしはしょっちゅうやってますけど (^^ゞ 世の中ではエコがハヤリだそうですが、修理して使うって廃品回収するよりズゥッとエコだと思うんですけど~?
このところリストラや失業が毎日ニュースになってますけど、仁ちゃんには関係ないそうです。だって就職したことないんだもの!?
仁ちゃんのように機械や家具を修理したり、日曜大工をする男子も減ってるんですかねぇ?そういうことができる人って頼りになるし、カッコいいし、仕事にもなっちゃうんじゃないですか?これからは職人の時代だと、わたしは思うんです。サラリーマンの替りはいくらでもいるけれど、腕のいい職人は限られてますからねぇ。
自分の周りのこと、食事とか洗濯とか、家の修理とかを、昔はみんな自分たちの手でやっていたんですよね。いつ頃からなんでしょうねぇ、外食が増え、何でもクリーニングに出し、お茶をペットボトルで買い、何でもお金で済まそうっていうシステムに鳴らされてしまっているわたしたち。
仁ちゃんを見習って、自分でできること、お金を出さなくてもできること、習慣でやってしまってるだけで本当は必要ないこと、等々を見直していくと、今よりももっと楽しい生活ができるんじゃないでしょうか!
まずは、お湯を沸かして麦茶を作りましょうか!
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