映画 「大江戸りびんぐでっど」
昨年12月に歌舞伎座のさよなら公演で上演された作品が、シネマ歌舞伎として映画館で見られるようになりました。
作・演出が宮藤官九郎、出演は市川染五郎をはじめとした豪華な顔ぶれ、どんな作品になってるのかなぁと楽しみにして行きました。
江戸の町に大量に表れた存鼻(ゾンビ)を、退治するのではなく、上手く共存できないかとアイデアをめぐらせ、人材派遣業を始めてしまう半助さんが主人公です。
年増の遊女やカッコ付けてばっかりの浪人やら、悪徳坊主やら、色んな変な人が沢山出てくるので、ゾンビの方がよっぽどまともに見えてきたりするところもあって。
いろんな見どころ満載ですが、歌舞伎らしさもちゃんと押さえてあって、メチャクチャ面白かったですよ~!こういう作品も作れてしまう所が歌舞伎の懐の広さなのでしょうか?
考えてみれば、歌も踊りも特殊メイクも歌舞伎の得意技ですもんね、とはいえヒップホップまで出てきちゃうところにはビックリです!
笑いの中にも真面目なメッセージが込められていました。ただ生きているだけの人間は、魂を無くしたゾンビよりつまらないよね~!
細かい事を説明しているとネタバレになっちゃうので、この予告編を見てくださいね。
この映画の公式サイトは → こちら
この映画は東劇で見たのですが、年末に同劇場で封切られる「ムサシ」も面白そう!舞台って見られる場所も限られてるし、チケットも高いでしょ。映画という形にして、より多くの人に見てもらえるようにするって、いいアイデアだと思うなぁ。
それと「MET ライブビューイング」というオペラを映画館で見ようという企画にも興味津々!「ニーベルングの指輪」を観たいです~!
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クドカンは大学の後輩(全くかぶってませんが)でもあり、気になる人です。歌舞伎は何でもありなものだけど、ヒップホップまで登場!そこまできたか!という感じです。
投稿: ゆみりんこ | 2010年10月25日 (月) 16:29
ゆみりんこさん☆こんばんは
お芝居が好きでも、歌舞伎を見たことがない人って割と多いんですよね。
それは絶対にもったいない!
こんなに面白い世界があるってことを、みんなに知ってほしいと思います。
投稿: Roko(ゆみりんこさんへ) | 2010年10月25日 (月) 22:19