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『ロックと共に年をとる』 西田浩

 ボブ・ディラン2011年、ポール・マッカートニー2012年、ミック・ジャガー2013年、これは彼らが満70歳を迎える年である。その次の世代のエアロ・スミスの面々やブルース・スプリングスティーンも還暦前後である。(本文より)

 ロックが生まれたころ、ロックは若者の音楽だと呼ばれていました。”When I'm 64" を書いたころのポールは、まさかその歳までロックし続けているとは思っていなかったでしょう。アーティスト側はモチロン、聴く側だって幾つになってもロックを聞き続けている未来なんて予測してはいませんでした。

 最近は、大物アーティストのコンサートが増えました。かつては来日すら無理だと思っていた人もあっさり来ちゃうし。気が付いた時にはもう消滅していたグループが復活して来日してくれるし。ロック・コンサートの観客の年齢はけっこう高くなってきたなぁという実感はありますね。

 特にプログレ系は、中高年オヤジばかりで、着席したまま拝聴しているファンが多くて、これだったら体力に自信がなくてもロックできるなぁと変な関心をしたり。

 ストーンズあたりだと、下は10代から上は70代まで、幅広いファンがいてビックリしてしまいます。そしてストーンズの舌のデザインのTシャツやジャケットのバリエーションの豊かさにも又ビックリだし!

 ロックと共に生きてきたわたしにとって、生きやすい世の中になってきたなぁと思いますよ。大きなホールだけでなく、ライブハウス程度の箱も増えてきて、昔より気軽にコンサートへ行けるようになったのは、ホントに嬉しいです。

 この本の著者である西田さんは、音楽記事を書くライターさんなので、色んな方にインタビューをした話が数多く書かれているのですが、質問に答えるミュージシャンには色んなタイプの方がいるんですね。

 かなり変な人もいるけれど、総じて真面目に答えてくれるようですね。インタビューにきちんと答えられるようなスマートな頭脳なしには成功することは無理なんだろうという分析に、なるほどと思ってしまいました。

 自分の表現としてメインに使用しているのが音楽であっても、それを補うように、あるいはそれを増幅するための言葉を選ぶのも、ミュージシャンとしての才能の一部なのかもしれません。

 この本のタイトル”ロックと共に年をとる”って、カッコいいよねぇ!これからは、これをわたしのテーマにしようかしらん?

1244冊目(今年122冊目)☆☆☆☆

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コメント

まさしくMe,tooでございます。段々とうすれゆくロック魂ですが、どうしてもエレキギターのぎゅい~んな音には心動かずにはいられません。
メインストリームからは外れてしまったロックだけれど、その音楽は不滅です。

ゆみりんこさん☆こんばんは
Rock なしの人生なんて考えられませんねぇ~!
R&B も HipHop も好きですけど、一番心躍るのはRock!
「13歳の時に好きだったものは一生好き」というのは、本当なんですねぇ。

ロックはいいです。先週、久しぶりに実家に帰ったら、高校生の頃に買ったピンク・フロイドやオールマンブラザーズバンドなんかのLPレコードがありました。ジェフ・ベックがBBAで初来日した時に行ったコンサートのパンフレットまでありました!(これは自慢っぽいですね、、、)。


三鷹の隠居さん☆こんばんは
ロックと共に生きてきて、こんな時代が来るとは思ってもみませんでした。
あの頃手が届くとは思えなかった人達がドンドンやってきてくれるのも嬉しいけど、新しい風も来ないかな~!って思ってます。

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