『漂流 本から本へ』 筒井 康隆
筒井さんが子供の頃から読んできた本を紹介されているのですが、やっぱり筒井さんだなぁと思ってしまう本ばかりです。
家の中に本がたくさんあったという環境は、本当にうらやましいばかりです。お父さんやお祖父さんの家にあった文学全集などを読むのはもちろん、子供らしく漫画もちゃんと読んでたんですねぇ!
友人や知人から薦められた本に感動したり、大したことなかったと肩を落としたり、読んだ時の気持ちが込められた文章が楽しかったです。
わたしが最初に読んだ筒井さんの本は「時をかける少女」でした。NHK で青少年向けのドラマとして放映されたこともあって、ちょっとしたブームになってました。
「家庭八景」も「文学部唯野教授」も「大いなる助走」も、こんな本から影響を受けているんだという所が多くて、へぇ~を連発しながら読んでいました。
筒井さんご推薦の本の中から、何冊か読んでみようと思っています。まずは三島由紀夫の「禁色」あたりからにしましょうか。
1274冊目(今年15冊目)☆☆☆☆☆
« 『究極の文房具ハック』 高畑 正幸 | トップページ | 映画 「ソーシャル・ネットワーク」 »
「日本の作家 た行」カテゴリの記事
- 『84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと』 辻仁成(2021.04.13)
- 『上級国民/下級国民』 橘玲(2021.04.02)
- 『「読む」って、どんなこと?』 高橋源一郎(2021.03.26)
- 『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎 大川裕弘(2021.03.28)
コメント