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ヤードバーズ・ストーリー

 MUSICAIR でオンエアされた「ヤードバーズ・ストーリー」、すっごく面白かったです!

 ヤードバーズって、3大ギタリストが所属していたことで有名ですが、とにかく人の入れ替わりが激しくて、プロデューサーやマネージャーもコロコロ変わっていたので、版権までバラバラで、なかなか全体を把握することが難しいバンドなんですよね。

 この番組では、そんなヤードバーズのメンバーだった人たちのインタビューを集め、かなり分かりやすくまとめています。それぞれの言い分がなかなか面白いんです。

 初代ギタリストだったエリック・クラプトンはギターの練習ばかりしていた、ギターおたくだったようです。でもオシャレに気を使う人だったので、それはグループ全体にいい影響を与えたようです。少しずつ売れるようになってきて、キャッチーな曲を演奏することを求められるようになり、ブルース志向のクラプトンは脱退することを決意したのだそうです。

 二代目のギタリストとして、最初はジミー・ペイジに声がかかったのだそうですが、「セッションの仕事が忙しいから」と断られ、結局はジェフ・ベックが2代目ギタリストに収まりました。

 この時のペイジの返事は実は言い訳だったらしいのです。「だって、ここでOKを出したら僕が悪者になっちゃうじゃない」と別のところで言っていたとか。

 無名で「大丈夫なの?」と心配されていたベックですが、あっというまに本領を発揮し、ヤードバーズは更に人気バンドになっていきました。でも、一番若かった彼は孤立してしまうことが多く、ペイジに一緒にやろうよと声をかけ、ここでペイジが参加することとなりました。

 最初はベースを弾いていたペイジですが、ここでかなりゴネたらしく、すぐにギターを弾くようになり、ベック&ペイジのツインリードという凄い状態になり、モチロン、あっという間に人気が沸騰し、長いツアーに出ることとなり、それに付かれたベックが抜けてしまいます。

 さぁ、ここからが三代目ペイジの時代となり、かなり長続きはしたのですが、もはやイギリスでの人気はなくヨーロッパやアメリカツアーを中心に活動していたようです。その頃にマネージャーとしてやってきたピーター・グラントと組んで、結局はニュー・ヤードバーズ(レッド・ツェッペリン)を作ってしまい、ヤードバーズは消滅してしまったのです。

 ペイジとベックは幼なじみで、ペイジとクラプトンは学校の友達、イギリスのミュージシャンって、こういう関係が多いのよねぇ。

 クラプトンは「ベックはさ、ヒマがあれば車かギターをいじってた。いい加減な俺とは大違いさ」なんて言ってたけど、バンドのメンバーからは「クラプトンはいつもギターの練習ばっかりしてた」って言われてたわけで、凄いギタリストってのは絶対に猛練習してるのよ!

 この番組の中で流れた映像は、どの部分も貴重だなぁってものばかり、久しぶりにロックの勉強をしちゃいました。

 再放送もあるようなので、MUSICAIR を視聴できる方は Check it up !

ヤードバーズ:ザ・ストーリー+ライヴ1967 feat.ジミー・ペイジ [DVD] このDVDが元ネタらしいです。

 

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コメント

Rokoさんこんばんは。これ面白そうですね。残念ながら我が家のCATVではMUSIC AIRは見れないんです(涙) 「ジュールズ倶楽部」もめちゃめちゃ見たいし・・・ ケーブルテレビも好きなチャンネルを選べるようになればいいんですけどね~

そういえば最近Jeff Beckの”Truth”を買いました。若いJeffもRodも最高にかっこいいです!

kingdowさん☆こんばんは
この映像を見ていて、Beckのカッコ良さって若いころから全然変わってないんだなぁって再確認してしまいました。
DVDが出ているので、レンタルできるかも?です。

ジュールズ倶楽部も時々見てますが面白いですよ~!
これもダイジェスト版ですがDVDが出てるそうです。

元気を出したいときは、ロックが一番ですよね!

 ルネッサーンスっ!

 いや、別にどっかの最近見かけないお笑いタレントのことではなくてだな、アニー・ハズラムがヴォーカルやってたヤードバーズの末裔っていうかなんていうか。
 おれ的にベストなのは『Can you understand?』です。その頃にはもうキース・レルフはいなかったんだけどね。

猫が好き♪さん☆こんばんは
こんなこと言ったらファンの人には怒られそうだけど、キースってモンキーズのディビー・ジョーンズと似てる(あくまでルックスの問題ですが)よなぁって思いながら映像を見てました。
「Train Kept A Rollin’」はGunsがカバーしているので、ああこれが元曲なのねと思ったり(^^ゞ
この番組でかなりお勉強させて頂きました。

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