『なぜ、脳は神を創ったのか?』 苫米地英人
フォレスト出版 (2010-06-04)
神を必要とする理由のひとつは、部分情報である人間が完全情報に憧れることです。(本文より)
人間は不完全なものだから完全なものに憧れます。憧れるだけなら構わないけど、それだけを心のよりどころにしてしまったらどうなるのでしょうか?
これまでの人間の歴史では、いつの時代にも戦争がありました。今でも地球のどこかで戦いが行われています。その原因を探ってみると、ほとんどが民族の対立であり、その根底には宗教が存在しています。
自分の信じる神こそがこの世の唯一のものであり、それ以外は邪宗であるという考え方をしている人たちが何故こんなにも多いのでしょうか?
日本という国は、宗教に関しては非常に自由な国です。仏壇と神棚が一軒の家の中に存在しても何の問題もないし、キリスト教のお墓と仏教のお墓が同じ敷地内にあったって大丈夫。「聖☆おにいさん」のような発想をしても、なんのお咎めもありません (#^.^#)
キリストやブッダが考えていた思想と、現在のそれぞれの宗教の考え方はかなり違ってしまっているのだろうという苫米地先生の指摘は、その通りだと思います。
キリストは「神の愛は人間に対して無条件なのだ」と説いているし。
ブッダは「私は君たちに教えを伝えることによって、悟りの世界を指さしている。しかし、お経をどんなに残しても、それは私の指しか見ていないことになる。私の指ではなく、指さすところを見なさい。それが悟りの世界だ」と説いています。
こういう時に、いつも思い出すのが IMAGIN です。こういう世界が理想なんだけど、そうはいかないのって、やっぱり宗教のエゴのせいなのかな?
Imagine there's no heaven
it's easy if you try
no hell below us
above up only sky
imagine all the people living for today
Imagine there's no countries
it isn't hard to do
nothing to kill or die for
no religion too
imagine life in peace
Imagine no possessions
I wonder if you can
no need for greed or hunger
a brotherhood of man
Imagine all the people
sharing all the world
you may say I'm a dreamer
but I'm not the only one
I hope someday you'll join us
and the world will be as one
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