『レヴォリューションNo.0』 金城 一紀
あのザ・ゾンビーズはこうやって生まれたのか!が分かって、とってもうれしかったなぁ。
この本を手に取る人はほとんど「レヴォリューションNo.3」を読んでいるのだと思うけど、もしまだだったら、是非No.3を先に読んでおいてね。
それにしてもアギーって、どこへ行ってもいいポジションを作っちゃうのねぇ(#^.^#) けんかっ早いメンバー達とアギーのバランスが絶妙だわ~。
自分はダメだって思い込んでいる人って世の中に本当にたくさんいるんだけど、この本を読んでいて、彼らがそうなる理由ってのは環境なんだなぁってことを切実に感じました。
学校や親が子供たちに対して諦めの気持ちを持ってしまうって、何なんでしょうねぇ?それって責任回避じゃない?逆に必要以上に期待をかけて子供を潰しちゃう親ってのも困るけど。
適当な距離感と、最後は君を信じてるよっていう信頼感って難しいのね。
でもね、最終的に大事なのは友達だと思うの。親や教師がどんなにバカでも 分かり合える友達がいれば大丈夫!ゾンビーズみたいに明るく生きていけるよ、絶対に!
改めてゾンビーズ・シリーズを読み返したくなっちゃいました。(#^.^#)
1308冊目(今年49冊目)☆☆☆☆☆
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南方、萱野、舜臣、ヒロシ、山下。愛すべきザ・ゾンビーズの仲間たちが帰ってきた!
「レヴォリューションNo.0」はザ・ゾンビーズの初めての冒険譚。伝説の始まりです。
高校入学当初、南方は自分を取り巻く環境に息苦しさを感じていた。
かといって、退屈のけちらし方を見つけ出せない。
そんな時、学校側が行う団体訓練(という名のシゴキ)が行われる。
イジメのような訓練と暴力が繰り返される合宿に、南方たちは脱走計画を企てる。
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ずっと待っていたのに、これで最後だなんて・・・悲しすぎますよね。
それでもゾンビーズたちにまた逢えて本当に嬉しかったです。
本当に人を変えるのは人、成長させるのは人、すべては周りにいる人たちなんですよね。
南方がもともと優等生だったって事をこの本を読んで思い出したのですが、父親は殴りたくなりました^^;
南方は友人達に出会えてよかったですよね!
頭がいいことが全てではないんですよね!はい。
最後の先生の言葉にはゾクッとしました。
ここから、全てが始まったんですよね。
投稿: 苗坊 | 2011年6月 5日 (日) 11:54
Rokoさんへ
私も読み返したくなって、No.3の単行本を買い直しました。後ろの作者プロフィールがラクガキ風になっていてかっこいいやつです。( ̄▽ ̄)
ゾンビーズは、読むたびに、読んでいる方もいっしょに冒険できるところが他の青春小説と違う点ですね。彼らが先生に殴られれば、こっちも歯を食いしばってしまうし、全速力で駆け抜ければ、自分もなんだか体が熱くなるんです。
レヴォリューションNo.0のツイッターによると、今後は南方だけが出てくる物語を書く予定なんだそうです。ガテンバイトの主・ランボーさんは出てくるらしいですが。こちらも楽しみです。
投稿: 日月 | 2011年6月 5日 (日) 18:06
苗坊さん☆こんにちは
そうそう、頭がいいだけがすべてじゃないんですよ。
問題はその使い方なんだから!
学歴だとか、有名会社に勤めることだけが素晴らしいことだって信じているバカな人たちの口車に乗っちゃイカンのですよ。
大切なのは人を信じること、信じるに値する人とともに時間を過ごすことこそが素晴らしいことなんだと気が付いたからこそ、ゾンビーズは素晴らしいチームになったんだと思います。
投稿: Roko(苗坊さんへ) | 2011年6月 5日 (日) 18:11
日月さん☆こんにちは
>今後は南方だけが出てくる物語を書く予定
それは楽しみです~!
きっとゾンビーズのメンバーもチラッと登場してくれそうだし、期待しちゃいます~
投稿: Roko(日月さんへ) | 2011年6月 5日 (日) 18:16
いままでのシリーズは全部読んでいますから、こちらもいずれ…、と思っておりました。
背中を押されましたね。できるだけ早い機会に読みたい、と思います。
投稿: ディック | 2011年6月 6日 (月) 18:28
ディックさん☆こんにちは

背中押しちゃいます、ポン
あっという間に読めちゃいますよ
投稿: Roko(ディックさんへ) | 2011年6月 6日 (月) 18:46