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『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』 吉田秋生

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
吉田 秋生(よしだあきみ)
小学館

 両親が離婚した為、長い間会っていなかった父が死んだという連絡を受けた三姉妹。ほとんど父の記憶がない次女と3女は実感が湧かないし、長女は機嫌が悪い。

 という場面から始まるこの物語、人の心について考えさせられてしまいました。

 親だから子供の事を第一に考えているのかといえば、そうとは限らないし。

 親のいう事を素直に聞いているように見えたからといって、それが本心かどうかは分からないし。

 ずっと自分の胸の中だけにしまっていたものが、外にあふれ出て来たら、その時にこそ人間は変わることができるのだと感じました。

 そんな風に心を開かせてくれるのは、優しい人の心なのか?時間なのか?それとも・・・?

 いろんなことを考えさせてくれる、実にいい作品でした。(#^.^#)

1319冊目(今年60冊目)☆☆☆☆☆

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コメント

どこか心が落ち着く作品ですね

海街diary 4からさかのぼりつつ、1にたどり着こうとしているものです。
淡々とした日々のなかでの出来事を、きれいに描かれていて、好感をもちました。

しかし吉田さんご自身に興味が出てしまいましたよ。
そしたらあるもんですね、吉田さん解説サイトが。
http://www.birthday-energy.co.jp/

表向きは無理をせず、冒険をしない生き方、
実生活は生真面目かつ地味で、生きるために創作

今年は、イロイロ分かれ目になっているようですけど、海街diary 4を
読むと、これからも楽しんでいけそうです。

ひろしゲさん☆はじめまして
心の中にあるわだかまりを持ち続けているだけでは何も変わりません。
それをいかに切り崩していけるのかが、その後の人生を変えていくのだと思います。
そんなことを考えさせてくれるステキな本でしたね。
4をまだ読んでいないので、早く読みたいなぁって思ってます。

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