映画 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
原題:EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE
主人公のオスカーは、あの9・11で父親を失ってしまったのです。それ以来、毎日が何の意味ももっていないような、深い喪失感に囚われてしまったのです。
あの優しかった父親が自分に何か残してくれたのではないのかと、父親のクローゼットを探すうちに、1つのカギを見つけたのです。
このカギこそが父親と自分をつなぐ何かだと思った彼は、捜索活動を始めました。
オスカーはちょっと変わった少年だけど、父親はいつも肯定的に評価してくれていました。いつも「君らしいやり方だね」って、褒めてくれる父親を持てた彼は本当に幸せだったんだなぁって思います。
カギを巡る捜索活動中に、オスカーはいろんな人に出会います。そして、色んなことを学んでいきます。
世の中にはいろんな人がいます。優しい人、厳しい人、にこやかな人、怖い人・・・、そういう人になったのは、それぞれに理由があるのです。
辛いことがあって打ちのめされた後、それを乗り越えて明るい人になれるのか、打ちのめされっぱなしで暗い人になるのかは、ホントに紙一重の差です。本人の資質もあるけれど、周りの人の力を得られるかどうかが、一番の差だと思います。
オスカーの周りには素晴らしい人がたくさんいました。毎日会う人からも、初めて会った人からも、愛が溢れていたんですね。
久しぶりに映画を見て泣きました。悲しいんじゃなくて、涙が出てきました。
本当にいい映画でした。
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9.11事件で父親を失った9歳の少年オスカーが、父の遺品から見つけた「鍵」の秘密を探るためにニューヨーク中を探るという物語。オスカーは知識的で空想的で、人とのコミュニケーションがやや苦手。父親のトーマスはそんなオスカーの特性を伸ばすため、よく「調査探索ゲーム」を行なっていた。
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名作でしたね~ あのラストの飛翔感がなんとも。
http://coco2.cocolog-nifty.com/cinema/
投稿: COCO2 | 2012年2月28日 (火) 22:51
COCO2さん☆こんばんは
変な人や怖い人のようでいて、みんな善意を持った人たちなんですよね。
みんな独りでは生きられないんだから、助け合おうよと思う気持ちが集まると、奇跡が起きるんですね!
投稿: Roko(COCO2さんへ) | 2012年2月28日 (火) 23:14
トラバ返させて頂きました~
いつか原作も読んでみたいです。読むのが遅くて、なかなか到達しないけど!
投稿: COCO2 | 2012年3月 1日 (木) 00:00
COCO2さん☆おはようございます
わたしも原作を読んでみたいと思っています。
本を読んだらまた泣いちゃうかなぁ?
投稿: Roko(COCO2さんへ) | 2012年3月 1日 (木) 07:53
物語の展開がちょっとミステリっぽくもあり。
人と触れ合ってもあくまで父の存在証明にこだわる前半のオスカーはみていてすごく辛かったです。
「鍵にあうモノ」は、オスカーが探し求めていたものではなかったかもしれないけれど、この調査でオスカーはいろいろなものを手に入れたんじゃないかと思います。
私も原作読んでみようと思っています。祖父母の戦争体験なども語られているようで、映画とは違った描写がありそうなので、楽しみです。
投稿: 日月 | 2012年3月11日 (日) 01:46
日月さん☆おはようございます。
オスカーだけでなく、出会った人たちも何かを手に入れたんじゃないでしょうか。
お祖父さんのキュートさにホッとする場面も多かったですね。
投稿: Roko(日月さんへ) | 2012年3月11日 (日) 10:41