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『2022 - これから10年、活躍できる人の条件』 神田 昌典

 良くも悪くもこの本は賛否両論でしょうね。

 「これこそ明日の日本を正しく予測している!」と肯定する派と、「トンデモでしょ!」という否定派に分かれると思うのですが、わたしは神田さんの説を肯定したい派です。

  • 「経営の効率性」から「顧客との親近感」が求められる市場に変わる
  • 会社がなくなる

 という2点に関しては、ここ10年のうちにきっと実現するであろうと思います。

 第二次世界大戦後の冷戦時代をずっと見てきたわたしとしては、20世紀というのは民主主義と共産主義の悪いところばかりだったなぁと思うのです。

 どちらも理想論としては美しかったのだけれど、結局はどちらも、ある一部の人間だけが潤う社会を作ってしまいました。

 頑張って働けば、それに見合った結果を得られるという資本主義と、みんな公平に生きていこうねという共産主義の折衷案を実現してしまったのは、実は日本だけなんじゃないかと思います。

 ここから「お役所仕事」な部分を除いていければ、かなり理想的な状態になれるんじゃないですか?

 「一人一人がもっと真剣に考える」、「相手の身になって考えてみる」、「言いたいことはちゃんと言う」、決して難しいことではありません。

 自分は「お金を稼ぐ機械」ではなく、「人生を楽しむ人間」であるって事を忘れなければできるはずですよね。

1381冊目(今年22冊目)☆☆☆☆☆

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