『Dear KAZU 僕を育てた55通の手紙』 三浦 知良
色んな方から頂いた手紙、それに対するカズの返信というスタイルの本です。あのプレイヤーから、あの監督から、ホペイロ(用具係)の方から、いろんなカズが見えてきます。
この本を読んでまず感じたのは、カズはホントにいろんな所でプレーしてたんだなぁということです。こんなに移動し続けている一流プレイヤーってなかなかいないでしょうね。そして、どこへ行っても愛されているのが素晴らしい。
「彼はいつも練習している」「彼は身体を大事にしている」「他人に何と言われようとマイペースを崩さない」「熱いハートを持っている」「楽しい男だ」・・・
カズに出会った人たちすべてが口を揃えて言うのは、カズはどんなことにも前向きに立ち向かっていく人だということです。
どうにもならない辛いこともたくさんあったはずなのに、それに潰されるんじゃなくて、前進していく推進力にしてきたのでしょうね。
この間、フットサルをやっている友達のブログ記事の中に、カズダンスというチームがタイにあるんだよって書かれていました。タイでも彼はヒーローなんですね。
現在も現役を続けているカズ、本当に尊敬できるプレイヤーです。こういう人を目標にしていけるサッカープレイヤーはホントに幸せですね。
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