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『人はなぜ色に左右されるのか』 千々岩 英彰

 色には時間感覚を狂わせる力があります。

 赤やオレンジ色などの「暖色系」の部屋の色は、実際よりも時間を長く感じさせます。

 なぜ時間の感覚が狂うのかというと、「暖色系」はエネルギーの代謝を盛んにするため、それが一定量を越えると空腹や疲労を感じ、時間が経過した感覚が生まれてしまうからなのだそうです。

 逆に、青や水色などの「寒色系」の部屋の色は、実際の時間よりも短く感じさせる力があるので、大切な人との待ち合わせは「寒色系」の部屋の方がいいってわけです。

 これをどう活かしているかというと、例えばファーストフード店です。「暖色系」の色に囲まれていると、ずいぶん長居してしまったという気持ちになってしまいます。客の回転率を上げるには「暖色系」なんですね。

 更に「暖色系」は食欲を増すという効果もあるので、これもまた効果的!

 この本を読んでいると、わたしたちが色に対して持っているイメージを、企業はうまく利用しているんだなってことがよく分かります。

 色の力って不思議です。

1398冊目(今年39冊目)☆☆☆☆

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コメント

本当に色って不思議ですね。

コピーライター吉田さん☆はじめまして
色以外にも様々なファクターが、知らぬ間にわたしたちを動かしてるのでしょうね。

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