『ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす』 佐藤 眞一
老年行動学が解き明かす (光文社新書)
光文社 (2011-12-16)
誰でも歳を取っていきますが、いったい幾つからが老人なんでしょうね?わたしが小学生だった頃は、孫ができたら老人ってカテゴリに入れちゃってましたけど、今はそんなことないですよね。定年だって少しずつ遅くなってきて、65~70歳あたりになってきてるしね。
戸籍年齢的、社会的にいえば、70歳以上が老人扱いになってますけど、ご本人たちはそんな意識が薄いんですよね。自営だったらまだ現役の人も多いし、「まだまだ若いもんには負けはせん」って思ってる人がほとんどでしょう。
でもそれは意識レベルの話であって、体力や記憶力の減少は誰にもあると思うのですが、そういうことは無視してしまう力というのが老人には備わっているのだそうです。だからクヨクヨせずに生きていけるというんだから、上手くできているんだなぁ!
会社を定年で辞めて、さぁ夫婦で旅行にでもなんて夢見ている男性はけっこう多いらしいのですが、女性は正反対の事を考えていることが多いようですね。
あなたのことは今までお世話してきたんだから、これからはわたしの好きなことをやらせて頂戴、それがダメなら別れましょう。という熟年離婚が増えてますねぇ。
女性は会社に縛られていない分、老後も付き合える友人がいるけれど、会社人間だった男性には会社以外に付き合える人がいなくて、奥さんしか話し相手がいないなんてことも大きな問題なんですねぇ。
定年になりました。暇がたくさんあるから何か趣味を始めましょう!なんて言われて路頭に迷ってる男性ってけっこういるんでしょうね。
幾つになったって新しいことを始めていいんですよ!
やる前から諦めちゃつまらないじゃないですか。やってみてダメなら、ダメってことが分かっただけ前進です。さぁ、次の目標へ向かいましょう。
そんな軽い気持ちで行きましょうよ!
嫌なことはすぐに忘れちゃう能力は、歳とともに発達しちゃうんですから!
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コメント
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有川浩さんの三匹のおっさんの続編を読んでいるのですが、おっさんたち相変わらず元気です。
私の年上の友人にもアラ還がおりますが、みんな元気すぎるくらい元気です。行動力も判断力も高いので一緒にいて本当に勉強になります。
これから老年が近づいてくるので、自分なりの理想の老人像を目指していきたいな~と、今から思っています。これも老い支度ってことなのでしょうかね(^^)
投稿: 日月 | 2012年4月 5日 (木) 00:49
日月さん☆おはようございます。
元気があれば何でもできる!ってことですよね。
ムダなことを悩まないってあたり、歳をとるのもいい事なのかもしれないって思います。
投稿: Roko(日月さんへ) | 2012年4月 5日 (木) 07:05