『ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1』 本多 孝好
今日を生き延びなければ明日はない
特殊な能力を持った青年たち(昴、沙耶、隆二、良介)は、ある政治家の下で仕事をしています。これは現代の話だけれど、時代劇の忍者のようなイメージを持ちました。
全員が同じ施設で育ったという所が最初から引っかかっていたのですが、最後の方でその謎が解けてきて、メンバー同士の同朋意識は高いけれど、それ以外の人たちに対する冷たい感情の原因が分かったような気がします。
今回、彼らに与えられた仕事は、家出してしまった大物代議士の娘を探し出すことでした。この娘がただの世間知らずのお嬢ちゃんかと思っていたら、案外世の中を良く分かっていたり。
さらに、この話に絡んでくるアゲハという殺し屋グループもいて、スピーディーにストーリーが展開していくあたり、小説というよりコミックスに近い感じですね。もしかしたら映画化もするんじゃないかな?
まだ登場人物紹介って感じなので、次回作 ACT-2 に期待しちゃいますね!
1401冊目(今年42冊目)☆☆☆☆☆
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