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『これからの「正義」の話をしよう』 マイケル・サンデル

 「正義とは何ぞや?」と質問したら、ほとんどの人が「そりゃ、正しいことをすることだろう」って答えると思うのだけど、それってホントなのかなぁ?って思ったことありませんか?

 重病人に、「自分は後どのくらい生きられるのだろう」と質問されて、医者から告げられた余命を告げられなかったり。

 駐車違反で捕まった時に「今回は運が悪かった」と思ったり。

 ホントは腰が痛いのに、ウソをついて試合に出て走り続けたり。

 日常とは「正義」ではないことだらけだと思いませんか?

 この本の中には、様々な正義と、正義ではない事柄が出てきます。

 こんな事例はどうでしょうか。

 自分の家族が犯罪を犯していることを知ったとき、それを通報するのが正義なのか?それとも、家族の身を守ることが正義なのか?

 世間に対する正義と、家族としての正義に悩むのだとしたら、正義って1つではないということになりませんか。

 正義という名の下に戦争をしたり、原発を作ったり、誰かを貶めたり、本当の事を言わなかったり、そんなことが自分の身の回り沢山あるのだという事を、強く感じることが最近増えてきました。

 それは誰のための正義なのか?

 それこそが問題なのです!

1420冊目(今年61冊目)☆☆☆☆☆

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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学マイケル・サンデル早川書房 今回は、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を紹介します。購入したきっかけは、NHK教育テレビでオンエアしていた、サンデル教授の講義に魅力を感じたからで...... [続きを読む]

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