『だからこそできること』 乙武洋匡 武田雲
学校は少しでも傷を与えることに臆病になっている。その結果、必要以上の温室栽培に。でも、社会に出たらそんな「ビニールハウス」ないでしょう。他人との差をイヤというほど感じながら、ありのままの自分で勝負していくしかない。その「ありのままの自分」がどんな人間なのかを知るためにも、ある程度の傷は必要ではないかと思うんです。(本文より)
学校も親も臆病になってるんだろうなぁ。子供の数が減っているということもその一因ではあるけれど、一番の問題は情報があり過ぎるってことなんだと思います。情報の取捨選択が自力でできる人はいいけれど、自信がない人は一番無難な線を選ぼうとするから、温室栽培になってしまうのでしょうね。
小さな挫折を繰り返していくことって、とても大事なことです。病気に対する免疫と同じように、人生の辛さに対する免疫も子供のうちに作っておけば大人になってから苦労しないで済むのにね。
頑張っても上手くいかない事とか、上手くできないけど楽しい事とか、頑張らなくてもできちゃう事とか、いろんなことをやってみないと分からないことって、ホントにたくさんあります。
数学が得意なことも才能だし、走るのが早いのも才能よね。犬と遊ぶのが得意なことも、おしゃべりが得意なことも、それぞれに素晴らしい能力だわ。みんな、いろんな才能を持っているんだから、それを伸ばせる環境を作ってあげることこそが、大人の責任なんだと思います。
嫌われてもいいとか、好かれなくてもいいと思い始めたら、すごい楽になった。
乙武さんも武田さんも、個性的で強い人だけど、それでも悩むことがあったっていうんですから、誰だって悩むんですよ。それに打ち勝つには腹をくくるしかありません。「いい人だと思われたい」病を克服しなくっちゃ!
まずはやってみようぜ
そうですね、やってみないことには何も始まりません。
自分だからこそできること、それをやるために生まれて来たんですものね!
そして、この本の最初の方に書かれていたこの言葉の重さに、圧倒されています。
短所があるから自分のことが嫌いになるのではない。自分のことを嫌いな人が自分の短所を探し出すのだ。by 為末大
1422冊目(今年63冊目)☆☆☆☆☆
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