『可笑しなホテル 世界のとっておきホテル24軒』 ベティーナ・コバレブスキー
自然をそのまま生かしたものもあれば、かつては違う用途で建てられた建築物をホテルにしたもの、飛行機やサーカスワゴンのように全く違う用途のものをホテルにしてしまったものなど、この本では様々なホテルが紹介されています。
ここまで個性的なものが並んでしまうと、「お城をホテルにする」なんて普通の事に思えてしまうほどです。(もちろん、このお城もロマンチックでステキです)
宿泊する場所というと、豪華なところ、ご飯が美味しいところ、景色が良いところ、値段が安いところ、駅から近いところ、なんてことばっかり考えてしまいますが、それ以外にも考えるべきことがあったというのは大発見です。
昔は栄えていたんだけど、いまは寂れてしまった温泉街なんていう寂しいニュースを見ることが最近増えてきたのですが、この個性的なホテルたちを見ていると、アイデア一つでお客さんを集めることが可能なんだなって思えてきました。
炭焼夫の小屋や、サバンナの青空ベッドのように、自然以外何もないことがウリなんてのは、ホントに目から鱗です。
山奥で瞑想と質素な食事をするなんて旅館があってもいいし、ビルの屋上にテントを張って夜景を楽しむなんて企画があってもいいじゃないですか。要はアイデアよね!
この本を開いたら、行って見たい場所がきっと増えますよ!
ヨーロッパ(トランク・ホテル、古城の宿、湖上のお宿、ワイン樽の宿、星空の寝室、氷のホテル、監獄ホテル、ガラスのかまくら、サーカスワゴン、浮遊カプセル、炭焼夫の小屋、古代穴ぐらホテル、パイナップルの宿) アメリカ、アフリカ、オセアニア他(犬ホテル“ウィリーくん”、貝殻ホテル、UFOホテル、樹上の球体、サバンナの青空ベッド、象のテント、珊瑚礁のホテル、地下洞窟ホテル、飛行機の宿、木箱の宿)
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