『ミレニアム3 眠れる女と教卓の騎士 上・下』 スティーグ・ラーソン
ザラチェンコに撃たれて瀕死の重傷を負ったリスベットは病院に収容されました。ザラチェンコ自身もリスベットに重傷を負わされ、2人とも同じ病院に収容されたところから第3部が始まりました。
リスベットの過去が明らかになるにつれ、よくぞ1人で生き抜いてきたなぁという思いが強まってきました。
これまでリズベットを苦しめてきた人たちをどう追い詰めていくのか?ミカエルとリスベットの作戦は実に見事でした!そして、ジブラルタルのエピソードも、いかにもリスベットらしかったです。
作者が亡くなってしまったので、書きかけの第4部が世に出ることはないのでしょうね。残念でなりません。
ミレニアム3部作、実に面白かったです。これを上回る作品に出会えるかなぁ?
1444・1445冊目(今年85・86冊目)☆☆☆☆☆☆
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コメント
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これ3部作すべて読んでいるんですが、第3部だけは、レビューも書かずにはや幾歳?
とても面白かった作品なので、けじめをつけるため、仕事が暇になったら、3部をもう一度読んでみたいですね。
投稿: 風竜胆 | 2012年11月 4日 (日) 11:51
風竜胆さん☆おひさしぶりです
このシリーズの面白さは圧倒的ですね!
こんなに長いのにダレないところもすごいです。
ミステリーとしても面白いけど、カッレ君やピッピの名前が出てくるあたりにニヤニヤしてしまいました。
わたしも数年後に再読してみようと思っています。
投稿: Roko(風竜胆さんへ) | 2012年11月 4日 (日) 12:16