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  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

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『ソーシャルデザイン』 グリーンズ

 自動ドアではないドアの前で、ドアが重くて開けられずに困っている人がいたり、点字ブロックの上に違法駐輪の自転車があったり、毎日の暮らしの中で、どうしてこうなんだろう?って思うことがいろいろあります。

 それを何とかするために、お店や行政にルールを作ってくださいとお願いすることも大事だけど、それ以外にも何か手立てがないかなぁって頭をひねってみると、意外な解決方法ってのがあるんです。

 この本の中には、そういうアイデアが詰まっています。それは決して難しいことではなくて、ちょっとした気づきなんだと思います。ちょっと視線を変えてみると、普通の人にも世の中を変える力があるんだって気付くことができます。

街行く人が素敵なメッセージを発信する "Say Something Nice"

 街を歩いている人にメガホンを渡して「何かステキな一言を!」とお願いするというアイデアです。

 それは、「いい天気だね」でもいいし、「愛してるよ」でもいいし、「おなかが空いた、美味しいものを食べに行こう!」でも構いません。みんなが一言ずつステキなことを発信すれば、周りの人たちが幸せな気持ちになれます。

一夜のうちに荒れ地が楽園になる "Guerrilla Gardening"

 夜の間に、汚れた街角にキレイな花壇を作ってしまおうという取り組みです。ある人が1人で始めたら、ガーデニング好きな人がドンドン集まってきて、街の中に花壇が増えていくってステキじゃないですか!街がきれいになると風紀も良くなるのだそうです。

 こういうアイデアをみんなが少しずつでも実行していけたら、世の中はドンドン明るくなっていきますよね!

1460冊目(今年101冊目)☆☆

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