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『新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?』

 新潟のおせんべい屋さん「岩塚製菓」さんが、若い女性にウケる商品を開発するために、品川女子学院の女子中学生に商品企画を持ちかけたというドキュメンタリーです。

 女子中学生に自社製品を試食してもらったとたんに出たのが「1個が大き過ぎます」には面喰ったろうなぁ!

 「もっと小さくしてくれないと口の周りが汚れます」「おせんべいをつかむと指が汚れるからお手拭つけて欲しいなぁ」「学校のカバンに入るくらい小さなパッケージにしてください」なんて発想は、大人にはないですものね。

 このコラボによってまず分かったのは、岩塚製菓さんには「美味しければ売れる」という発想しかなかったということです。ところが現実は、「どんなにおいしいとしても、食べにくかったり、持ち歩きにくかったらダメ」だったんです。

 それともう一つ、社会人である岩塚製菓さんがツイッターを使いきれなかったのに対して、品川女子学院の生徒たちが上手にツイッターを使っていて、「ツイッターでプロモーションしたら、社員と間違われた。….会社が参加してくれたら、もっと良かった。」と残念がっていたところが印象的でした。

 このコラボ企画は、最初は中学生の社会勉強(インターンシップ)という目的だったのですが、気が付いたら企業の方が勉強させられていたという印象が強いですね。

 会社という枠の中でしかものが考えられなくなってしまった大人たちにとって、これ以上の勉強はなかったのでは?固定観念に囚われていない人の意見を聞くって、本当に大事なことだと思います。

1462冊目(今年103冊目)☆☆☆☆

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コメント

これは画期的!
お煎餅屋さんが中学生にヒット商品作りをたのんだというところが
なかなかすごいですね。

お煎餅にお手ふきつけるなんて、今まで私も考えたことなかったです!でもあったら便利かも?

ちっちゃい袋に入ったお煎餅って駄菓子屋さんでしか買ったことがなかった気がするし、会社がツイートするのって難しいんでしょうか?

柔らかあたまにならないとな、って思いました。

ゆみりんこさん☆こんばんは
お煎餅屋さんは、ツイートを勝手にして学校に迷惑かけちゃ悪いなぁって思ったんですって。それに対して学校側は相談してくれればOK出したのにって言ってるの。

発想の違いもあるけど、実行する前に諦めちゃだめだなぁって思いました。

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